2024.10.30

2024年「デジタルオーディオ広告に関する会員意識調査」結果を公開

~JIAAが「デジタルオーディオ広告に関する会員意識調査」を初めて実施~

デジタルオーディオ広告の「広告効果」上位は、「認知」・「興味関心」・「ファン化」。
今後に期待することには、「費用対効果や分かりやすい成果」「効果検証の精度向上」など。

一般社団法人日本インタラクティブ広告協会(所在地:東京都中央区、理事長:綿引義昌、以下「JIAA」)は、この度、2024年8月に実施した「2024年デジタルオーディオ広告に関する会員意識調査」(以下「本調査」)の結果概要を公開しました。

本調査は、海外で大きく成長している「デジタルオーディオ広告」*について、日本国内の現状を把握するため、会員のインターネット広告ビジネスにかかわるメディア、広告会社など321社を対象に実施したもので、「デジタルオーディオ広告」の認知や利用実態、課題感や期待感に関する設問に対し、71件(53社)の回答を得て取りまとめを行いました。

* JIAAデジタルオーディオ広告部会では、「インターネット音声メディアで再生される“音声ファイル形式”の広告」をデジタルオーディオ広告と定義し活動を行っています。

本調査で得られた主なファインディングスは次のとおりです。


  • デジタルオーディオ広告の「広告効果」に関して
    マーケティングファネル(ダブルファネル ※下記図表参照)の図表を提示し、デジタルオーディオ広告の効果が想定できる部分を聞く設問では、「認知(76.1%)」や「興味関心(78.9%)」に多くの回答が集まりました。また、既存顧客に対する効果として「ファン化(42.3%)」が高い結果となりました。
  • 「今後期待すること」について
    デジタルオーディオ広告に対して「今後期待すること」を聞く設問では、「費用対効果や分かりやすい成果などクライアントへの説明のしやすさ(69.0%)」、「効果検証の精度向上(47.9%)」の回答が多く、提案のしやすさや効果検証に期待する声が多く寄せられました。また、「認知拡大、利用意向の向上」「市場規模の明確化、成長性」などの回答も多くありました。

JIAA「デジタルオーディオ広告部会」は、インターネット広告の新たなビジネス機会のひとつとして、デジタルオーディオ広告市場の活性化を図るため、セミナーや広告フォーマット標準化検討等の活動を行っています。本部会では、今後も国内の現状や市場の成長性を引き続き発信することで、デジタルオーディオ広告の啓発に取り組んでまいります。

調査結果(グラフ)

<図表1>
マーケティングファネルにおける広告効果について

※参考:<図表1>の設問で提示したマーケティングファネル(ダブルファネル)

<図表2>
「今後期待すること」について

調査概要

調査目的 デジタルオーディオ広告部会の活動内容、アウトプットを検討するための基礎データを作成する
調査主体 JIAA デジタルオーディオ広告部会
調査対象者 JIAA会員
調査方法 Web調査
調査期間 2024年8月9日(金)~8月30日(金)
サンプル数 71件(53社)
【一般社団法人日本インタラクティブ広告協会(JIAA)について】
一般社団法人日本インタラクティブ広告協会(Japan Interactive Advertising Association:略称JIAA)は、1999年5月にインターネット広告推進協議会として発足したインターネット広告の業界団体です。設立以来、デジタルコンテンツやネットワークコミュニケーションを支える経済的基盤であるインターネット広告の社会的責任を認識しながら、ビジネス活動の環境整備、改善、向上を推進しています。現在、インターネット広告の媒体社、広告会社など322社が集まり、消費者保護の観点に基づいたガイドラインの策定、より円滑なビジネス推進のための標準的ルールの整備や調査研究、業界内外への普及啓発などの活動を行い、インターネット広告の健全な発展と社会的信頼の向上に取り組んでいます。

〈本件についての問い合わせ先〉
一般社団法人日本インタラクティブ広告協会(JIAA)事務局
担当:柳田・前地・中西
〒104-0061 東京都中央区銀座7丁目13-5 NREG銀座ビル7階
TEL. 03-6278-8051 FAX. 03-6278-8052 E-mail:sec@jiaa.org
https://www.jiaa.org