2024.05.31

2022.09.14作成

この用語集は、インターネット広告関係者がビジネス上で使用するいわゆる業界専門用語に関して、関係者間でその定義、概念に齟齬を生じることのないよう、認識を共通化することを目的として作成しているものです。新しいインターネット広告手法とともに新たな用語が続々と登場していますが、ここでは業界で定義がほぼ安定している用語の解説を行い、毎年追加や見直しなどの改訂を図っています。
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INDEX

英数字
3PAS(スリーパス)

3rd Party Ad Servingの略。広告の配信先に当該広告の配信データを格納せず、第三者の配信サーバーを用いて、広告配信を一元管理するサービス。

<参照リンク>
第三者配信

AAID(エーエーアイディー)

Android Advertising IDの略。端末単位に付与される一意のIDで、広告配信の用途で用いられる。広告識別子とも呼ばれる。AAID は広告識別子のうち、Android端末に付与されるIDを指す。ユーザー側でリセットすることも可能。

<参照リンク>
Android(アンドロイド)
広告ID、広告識別子

A/B(エービー)テスト

Webサイトやアプリを最適化するために使われる手法。画像やテキスト、デザイン、レイアウト、導線などが異なる複数のパターンを入れ替えて表示させ、どのパターンが効果的かをテストする。バナー広告やランディングページなどのクリエイティブを複数パターン用意し、実際の効果を比較して判断する。

ads.txt(アズ・ドット・ティーエックスティー)

米国インターネット広告業界団体IABが提唱する、プログラマティック広告の透明性を向上させるための仕組み。
「ads」は、Authorized Digital Sellersの頭文字を取ったもので、認定デジタル販売者の意味。サイト運営者は、独自のads.txtファイルを作成してサーバーに設置することにより、広告枠の販売を許可する販売者を示すことができる。許可していない販売者による在庫の再販や、ドメインスプーフィング(なりすまし)によるブランド毀損を防げる。

AIDMA(アイドマ)

消費者が商品を購入するにいたるプロセスを5段階で表した消費者行動モデル。注意(Attention)、興味・関心(Interest)、欲求(Desire)、記憶(Memory)、行動(Action)のそれぞれの頭文字から成る。

<参照リンク>
AISAS®(アイサス)

AISAS®(アイサス)

インターネット活用を前提とした消費行動モデル。Attention(注意喚起)、Interest(興味)、Search(検索)、Action(購買)、Share(情報共有)のそれぞれの頭文字から成り、AIDMAに替わるモデルとして提唱された。なお、「AISAS」は電通の登録商標。

<参照リンク>
AIDMA(アイドマ)

ALT(オルト)テキスト

ポインタをあわせると表示されるテキスト。当初テキストのみを表示するブラウザーで、主にどんな画像であるかを説明するのに使われていた。インターネット広告では指定できない場合もある。

AMP(アンプ)

Accelerated Mobile Pagesの略。モバイル端末で見るWebページの読み込みを高速化し、コンテンツをほぼ瞬時に読み込めるようにした HTML ページのこと。Googleが主導したAMPプロジェクトがオープンソースの取り組みとして技術仕様を策定した。

Android(アンドロイド)

Googleが開発したスマートデバイス向けOS。iOSと異なり、無料で端末メーカーに配布されている。

<参照リンク>
iOS(アイオーエス)

API(エーピーアイ)

Application Programming Interface の略。アプリケーション間の相互のやり取りをする際に必要となる接続仕様のこと。アプリケーション同士のつなぎ役として機能し、アプリベンダーがAPIを公開することで他サービスとスムーズな連携を図ることができる。
例として、SNSなどのWebサービスの機能を利用するために自社サイトに組み込むAPIや、媒体の広告管理機能を直接利用するために広告管理プラットフォームに組み込むAPIなどが挙げられる。

AR(エーアール)

Augmented Realityの略。拡張現実。現実の環境から得られる知覚情報に、人工の情報を付加して新たなインタラクションと体験を生み出す技術。ディスプレイに映し出された被写体に関連する文字や画像、映像などをリアルタイムに重ね合わせて表示し、情報提供するサービスなどがある。

ARPU(アープ)

Average Revenue per User の略。加入者1 人当たりの一定期間内の平均収入。

ASP(エーエスピー)

Application Service Providerの略。アプリケーションソフトの機能を、インターネットを経由して顧客に提供するサービスを行っている事業者。アフィリエイト・サービス・プロバイダーを略してASPと呼ぶ場合もある。

<参照リンク>
アフィリエイト(Affiliate)

ATF(エーティーエフ)

Above The Foldの略。Webサイトを開いた際に、スクロールしなくても見ることのできる領域のこと。その領域にある広告の位置を表す。ファーストビューともいう。元は新聞に用いられる言葉で、折り目より上の紙面を指す。

<参照リンク>
ファーストビュー
BTF(ビーティーエフ)

ATT(エーティーティー)

App Tracking Transparencyの略。AppleがiOS 14.5以降に導入した、ユーザーにトラッキングの許可を求めるフレームワーク。ユーザーをトラッキングしたり、ユーザーのデバイスの広告識別子にアクセスしたりする際には、このフレームワークを通じてユーザーの許可を得る必要がある。

Auto Play(オートプレイ)

自動的に再生されるビデオ広告の手法。

<参照リンク>
Click to Play(クリックトゥプレイ)

BLS(ビーエルエス)

Brand Lift Surveyの略。ブランドリフト調査。

<参照リンク>
ブランドリフト(Brand Lift)

BTA(ビーティーエー)

Behavioral Targeting Advertising の略。行動ターゲティング広告。

<参照リンク>
行動ターゲティング
ターゲティング広告
リターゲティング(Retargeting)

BTF(ビーティーエフ)

Below The Foldの略。Webサイトを開いた際に、スクロールしなければ見ることのできない領域のこと。

<参照リンク>
ATF(エーティーエフ)

CDP(シーディーピー)

Customer Data Platform の略。自社が収集した顧客のデータ(1st Party Data)や、外部から収集したデータ(2nd & 3rd Party Data)を格納し統合管理するデータベース。広告媒体や他のDMP等、外部のツールと連携した施策にも活用可能。かつては「プライベートDMP」と表現されていたが、昨今はCDP表記が多く用いられるようになっている。

<参照リンク>
DMP(ディーエムピー)

CGM(シージーエム)

Consumer Generated Mediaの略。媒体社から提供されるコンテンツやサービスではなく、個人サイト、ブログ、コミュニティーなど生活者が作るメディア。UGCが集まり、メディアとして認識されたものといえる。

<参照リンク>
UGC(ユージーシー)

Click to Play(クリックトゥプレイ)

ユーザーがクリックすることで再生されるビデオ広告の手法。

<参照リンク>
Auto Play(オートプレイ)

CMP(シーエムピー)

Consent Management Platformの略。和訳すると「同意管理プラットフォーム」。Webサイトやアプリ上でユーザーデータの利用目的を示し、ユーザー本人の同意を得て管理をするプラットフォーム。ユーザーの任意でデータの利用を拒否することもできる。

<参照リンク>
DMP(ディーエムピー)

CMS(シーエムエス)

Content Management Systemの略。テキストや画像、レイアウト情報などWebページの構成要素を一元的に管理するシステムの総称。デザイン・テンプレートなどの利用により、特別な知識なしにサイト更新できるようになる。ブログやWiki もCMS の一つ。コンテンツ管理システムとも呼ぶ。

<参照リンク>
Wiki(ウィキ)
ブログ(Blog)

CP(シーピー)

Contents Provider の略。インフォメーションプロバイダー(IP)と同義。

<参照リンク>
コンテンツプロバイダー(Contents Provider)

CPA(シーピーエー)

Cost per AcquisitionまたはCost per Actionの略。広告によって誘導されたユーザーが、広告主サイトで会員登録や商品購入など、特定のアクションにいたった回数(1回)当たりの費用。

<参照リンク>
CPC(シーピーシー)
CPM(シーピーエム)
CTR(シーティーアール)
アクイジション(Acquisition)
アクション(Action)

CPC(シーピーシー)

Cost per Clickの略。ユーザーによる広告のクリック1回当たりに掛かる費用。またクリック課金型の広告取引の場合におけるクリック単価。

<参照リンク>
CPA(シーピーエー)
CPM(シーピーエム)
CTR(シーティーアール)
クリック(Click)、クリック数

CPCV(シーピーシーブイ)

Cost per Complete Viewの略。ユーザーのビデオ広告再生(視聴)完了1回当たりの費用。広告効果指標の一つ。

CPE(シーピーイー)

Cost per Engagement の略。広告媒体のサービスを利用し、定義した一定の成果(ユーザー行動)を起こさせるのに掛かったコスト。

CPI(シーピーアイ)

Cost per InquiryまたはCost per Installの略。Cost per Inquiryは資料請求や会員登録などの反応1件を獲得するのに掛かった費用。Cost per Installはスマートフォン広告においてアプリのインストール単価指標として用いられる。CPAと同義であるが、スマートフォン向けアプリのインストールを強調するために使用される傾向がある。

CPM(シーピーエム)

Cost per Milleの略。広告配信(インプレッション)1000回当たりの費用。Milleはラテン語で1000の意。

<参照リンク>
CPA(シーピーエー)
CPC(シーピーシー)
CTR(シーティーアール)

CPO(シーピーオー)

Cost per Orderの略。商品1個を販売するのに掛かった費用。

CPR(シーピーアール)

Cost per Response の略。見込み客1 人の獲得に掛かった費用。

CPV(シーピーブイ)

Cost per Viewの略。ユーザーのビデオ広告再生(視聴)1回当たりの費用。広告効果指標の一つ。

CRM(シーアールエム)

Customer Relationship Management の略。顧客との間に継続的な関係を構築するためのノウハウやソリューション。

CSS(シーエスエス)

Cascading Style Sheets の略。HTMLがWebページ内のコンテンツを定義するのに対して、CSSではそれらをどのように装飾するかを指定する。例えば、文章や画像などのコンテンツをHTMLで記述、レイアウトやデザインをCSSで記述することで、Webページの表現の自由度を上げ、複数のページにわたるコンテンツの統一管理が可能。

CTR(シーティーアール)

Click Through Rate(クリックスルー・レート)の略。インプレッション数のうち、広告がクリックされた回数の割合。クリックレート、クリック率とも呼ぶ。

<参照リンク>
クリック(Click)、クリック数

CTV(シーティーブイ)

Connected TVの略。

<参照リンク>
コネクテッドTV(Connected TV)

CVR(シーブイアール)

Conversion Rate(コンバージョン・レート)の略。ある指標に対して、目的とする成果が得られた率。指標や成果のカウントは、広告目的によってそれぞれ設定されることになるが、広告効果測定の指標としてよく用いられる。効果指標にCVRを使う場合は、どの段階をコンバージョンにするかを明確にする必要がある。

<参照リンク>
コンバージョン(Conversion)

DAU(ディーエーユー)

Daily Active Usersの略。Webサイトやアプリ、各種オンラインサービスで、特定の日に1回以上利用や活動があったユーザーの数。ユーザーの利用実態を把握するために使われる指標。同様に特定の月の利用実態を把握する指標としてMAU(Monthly Active Users)がある。

<参照リンク>
MAU(エムエーユー)

DLPO(ディーエルピーオー)

Dynamic Landing Page Optimization の略。あらかじめ用意したテキスト情報や画像パーツを組み合わせてランディングページを動的に最適化する手法。静的に実施する場合と比較し、より多くのユーザー意図に対応したランディングページを展開することが可能。

DMP(ディーエムピー)

Data Management Platformの略。自社や外部の様々なデータを一元的に管理するプラットフォーム。集積したデータを分析し、広告配信の最適化などに活用される。

<参照リンク>
CDP(シーディーピー)

Do Not Track(ドゥ・ノット・トラック)

ユーザーがWebサイトやサービスでの閲覧などの行動追跡(トラッキング)を拒否することを通知するブラウザーの機能。略称DNT。

<参照リンク>
トラッキング(Tracking)

DOOH(ディーオーオーエイチ)

Digital Out Of Homeの略。交通広告や屋外広告などをOOHと呼ぶが、デジタルサイネージを活用した交通広告や屋外広告をDOOHと呼ぶ。

<参照リンク>
OOH(オーオーエイチ)
デジタルサイネージ(Digital Signage)

DSP(ディーエスピー)

Demand Side Platformの略。広告主や広告会社が広告を出稿するためのシステムで、掲載面や価格、ターゲットなど設定した条件に合致した広告枠(広告在庫)を自動的に買い付け、広告を配信する。接続する複数のSSPやアドエクスチェンジの広告在庫をリアルタイム入札(RTB)で取引し、広告配信を一元管理し調整することができる。

<参照リンク>
SSP(エスエスピー)
RTB(アールティービー)
アドエクスチェンジ(Ad Exchange)

EC(イーシー)サイト

インターネットを通じて商品やサービスを販売・提供するWebサイト。ECは、Electronic Commerce(電子商取引)の略で、Eコマースともいう。

eCPM(イーシーピーエム)

effective Cost per Milleの略。CPCやCPAをCPMに換算した場合の広告配信(インプレッション)1000 回当たりの費用。RPM(Revenue per Mille)と同義で、RPM は広告掲載サイト側での広告配信1000回当たりの収益効果を表す指標として、インプレッション型の広告との比較に使用される。

<参照リンク>
CPA(シーピーエー)
CPC(シーピーシー)
CPM(シーピーエム)

EFO(イーエフオー)

Entry Form Optimizationの略。Webページの入力フォームを改善し、利用しやすくすること。入力フォーム最適化とも呼ぶ。例えば、登録画面に誘導できていても、登録作業の途中で離脱してしまうケースがある。可能な限りそれを防ぐため、使い勝手を向上させたり、入力作業をサポートする機能を付加する。

Flash(フラッシュ)

Web上でアニメーションを実現するアプリケーション。Flash形式のアニメーションは、ベクターイメージを用いることで拡大縮小による画質劣化がないほか、ファイルサイズが小さい、ブラウザーにインストールされていないフォントを表示できるなどの特長がある。アニメーション機能だけでなく、オンマウスに反応するインタラクションや音声など、インターネット広告の表現力向上に大きく貢献する。ブラウザーでの表示にはプラグイン・ソフトが必要。
(※2020年12月31日、提供元のAdobeがFlash Playerのサポートを終了)

GIF(ジフ)

Graphics Interchange Format の略。Web ページ上に表示できる画像フォーマットの一つ。

<参照リンク>
JPEG(ジェイペグ)
PNG(ピング)
バナー広告

GPS(ジーピーエス)

Global Positioning Systemの略。人工衛星を利用して自分の現在いる位置をとらえるシステム。携帯電話やスマートフォン、タブレット端末、カーナビゲーション・システムなどに搭載され利用される。

<参照リンク>
TRP(ティーアールピー)

GRP(ジーアールピー)

Gross Rating Pointの略。延べ視聴率ともいう。一定期間に放送したTVCMの視聴率の合計。

<参照リンク>
TRP(ティーアールピー)

HTML(エイチティーエムエル)

HyperText Markup Language の略。Web 上の文書の記述言語で、タグと呼ばれる文字列を使ってWebページの構造や機能を設定する。HTMLの標準仕様は、国際組織のWorld Wide Web Consortium(W3C)が定めている。

HTML5(エイチティーエムエル・ファイブ)

HTML の改訂第5版。音声や動画を埋め込むタグ、グラフィック描画に対応するタグなどが新たに追加された。従来のHTMLでは、映像や複雑なアニメーションなどのリッチメディアコンテンツを表示するにはFlashやSilverlightなどのプラグインや技術が必要だったが、HTML5 では標準HTML やJavaScript でシンプルに実現できる。

HTML(エイチティーエムエル)メール

HTMLを使ってWebと同様の形式で記述された電子メール。画像などを使用した表現が可能となる一方、受信側のメールソフトに表示状態が依存する、容量的に負荷がかかる、ウイルスの感染に見舞われやすいなどの問題があるため、配信には許諾を必要とする考え方が一般的。

IAB(アイエービー)

インターネット広告業界団体Interactive Advertising Bureauの略称。米国ニューヨークに本部を置き、650社以上のメディアとテクノロジー企業が加盟する。JIAAはIABのライセンスを取得し、IABグローバルネットワークの一員として連携している。

IDFA(アイディーエフエー)

Identifier For Advertisingの略。端末単位に付与される一意のIDで、広告配信の用途で用いられる。広告識別子とも呼ばれる。IDFAは広告識別子のうち、iOS端末に付与されるIDを指す。ユーザー側でリセットすることも可能。クロストラッキングのためにはユーザー側の同意が必要。

<参照リンク>
iOS(アイオーエス)
広告ID、広告識別子

IMC(アイエムシー)

Integrated Marketing Communicationの略。マスメディアだけでなく、インターネットやOOH、セールスプロモーション、PR、商品パッケージなど、あらゆるコミュニケーション手段を統合管理し、その効果を最大化させようとする考え方。

<参照リンク>
クロスメディア(Crossmedia)

imp(インプ)

Impressionの略。慣習として小文字表記されることが多い。

<参照リンク>
インプレッション(Impression)、インプレッション数

iOS(アイオーエス)

Appleが発売するスマートデバイスに搭載されているOS。広義ではiPhoneおよびiPadをまとめてiOSと呼ぶこともある。

IoT(アイオーティー)

Internet of Thingsの略。モノのインターネットとも呼ばれる。パソコンやモバイル機器だけでなく、従来通信機能を備えていなかった様々なモノに通信機能を持たせることで、遠隔地から制御したり、データを収集したりできるようにすること。計測やセンサーの機能を持つモノと通信を組み合わせるケースが多い。

IP(アイピー)

Information Providerの略。

<参照リンク>
コンテンツプロバイダー(Contents Provider)

IP(アイピー)アドレス

インターネットやイントラネットに接続されたサーバー、クライアント、ルーターなどの機器1台ごとに振られた機器特定のための固有番号。「210.210.22.210」のように0から255までの4つの数字の組み合わせで表されることが一般的。

ISP(アイエスピー)

Internet Services Providerの略。単にプロバイダーとも呼ばれる。光ファイバーやADSL などの固定回線、モバイル回線を利用したインターネット接続サービスを提供する事業者。

ITP(アイティーピー)

Intelligent Tracking Preventionの略。プライバシーの保護を目的として、アップルがWebブラウザー「Safari」に搭載しているトラッキング抑止機能。Webサイトを横断したトラッキングなどを抑止するため、インターネット広告のターゲティングや効果測定が制限される。

IVT(アイブイティー)

Invalid Trafficの略。無効なトラフィックのこと。検索エンジンのクローラーのようなプログラムによる悪意のないトラフィックと、作為的にインプレッションやクリックを発生させる悪意のある不正なトラフィックがある。前者は、自ら人ではないことを示しているため除外することが容易である。後者は、人によるトラフィックであるかのように偽装しているものなど、様々な種類がある。不正に広告収入を得ることを目的としたアドフラウド(Ad Fraud)によって生じるトラフィックも含まれる。IVTのうち、機械的に生成される人以外によるトラフィックをノンヒューマントラフィック(Non-Human Traffic、NHT)という。

<参照リンク>
アドフラウド(Ad Fraud)
クローラー(Crawler)
トラフィック(Traffic)

Java(ジャバ)

サン・マイクロシステムズが開発したマルチプラットフォーム型プログラム言語。Flashと違い、ブラウザーにプラグイン・ソフトをインストールすることなく利用できるほか、データベースと連携したプログラム作成も容易で、アニメーションやインタラクション、動画・音声ストリーミングなどを実現できる。米国では広告表現技術として活用されるが、日本の媒体社での採用は少ない。

JavaScript(ジャバスクリプト)

プログラミング言語のひとつ。Javaとは名前が似ているが、異なるプログラミング言語。Webブラウザーの大半でサポートされており、動的なウェブサイトの構築、高度なユーザーインターフェースの開発、Web解析や広告の追跡などに広く用いられる。

JPEG(ジェイペグ)

Joint Photographic Experts Groupの略。画像圧縮フォーマットのひとつ。

<参照リンク>
GIF(ジフ)
PNG(ピング)
バナー広告

KGI(ケージーアイ)

Key Goal Indicatorの略。重要目標達成指標と訳される。
売上や利益など、最終的な目標に対する達成具合を定量的に評価する指標。

<参照リンク>
KPI(ケーピーアイ)

KPI(ケーピーアイ)

Key Performance Indicatorの略。重要業績評価指標と訳される。
CPMやCTRなど、KGI達成のためのプロセスを定量的に評価する指標。

<参照リンク>
KGI(ケージーアイ)

LBS(エルビーエス)

Location Based Serviceの略。

<参照リンク>
ロケーションベースサービス(Location Based Service)

LPO(エルピーオー)

Landing Page Optimizationの略。広告からのリンク先のページ(ランディングページ)での広告効果を高めるために最適化すること。訴求内容やデザインの組み合わせの異なる複数のページを作成して、効果の高いものを残していく。また、サイト訪問者の属性や行動履歴に基づいてランディングページを出し分ける手法もある。

<参照リンク>
ランディングページ(Landing Page)

LTE(エルティーイー)

Long Term Evolutionの略。従来の第3世代携帯電話(3G)を高速化させた通信規格の一つ。日本ではNTTドコモがサービスを開始した当初はSuper 3G、3.9Gと呼んでいたが、国際電気通信連合(ITU)がLTEサービスを4Gと呼称することを認めたため、現在は4Gと呼ばれることもある。

LTV(エルティーブイ)

Life Time Value(ライフ・タイム・バリュー)の略。1人の顧客が取引を開始してから終了するまでの間にもたらす利益のこと。

MA(エムエー)

Marketing Automationの略。

<参照リンク>
マーケティングオートメーション(Marketing Automation)

MAU(エムエーユー)

Monthly Active Usersの略。Webサイトやアプリ、各種オンラインサービスで、特定の月に1回以上利用や活動があったユーザーの数。ユーザーの利用実態を把握するために使われる指標。同様に特定の日の利用実態を把握する指標としてDAU(Daily Active Users)がある。

MFA(エムエフエー)

Made-for-Advertisingの略。広告を掲載するためだけに作成された低品質なコンテンツを含むウェブサイトの総称。

MPEG(エムペグ)

Moving Picture Experts Group の略。動画圧縮フォーマットの一つ。MPEG-1, 2, 4の規格がある。

MRAID(エムレイド)

Mobile Richmedia Ad Interface Definitionsの略。米国ネット広告業界団体IABが規定したモバイルアプリ内のリッチメディア広告に関する業界の標準規格。エキスパンド広告などの実装・デザイン標準化を行い、仕様ではHTML5とJavaScriptを使ったコマンドを定義。

MRC(エムアールシー)

Media Rating Councilの略称。メディア調査会社の監査や認定審査を行う米国の業界団体。

O2O(オーツーオー)

Online to Offlineの略。インターネット上のユーザー行動を、実店舗への訪問や購入につなげるために行われるマーケティング活動。

OOH(オーオーエイチ)

Out Of Homeの略。中吊り広告や駅構内広告などの交通広告、各種看板や大型ビジョンなどの屋外広告、チラシなど、家庭以外の場所で展開するメディアの総称。アウトオブホーム・メディアとも呼ぶ。

<参照リンク>
DOOH(ディーオーオーエイチ)
デジタルサイネージ(Digital Signage)

OTT(オーティーティー)

Over The Topの略。インターネットを通じて提供される、音声や動画のコンテンツ全般を指す。特定の通信事業者を介さずにサービスを提供している(=従来のインフラを飛び越えた)という意味で「Over The Top」と総称されている。広義ではUGCも含まれるが、テレビ番組等のプロが制作したコンテンツを指すことが多い。

PDCA(ピーディーシーエー)サイクル

Plan Do Check Action の略。計画をたて(Plan)、実行し(Do)、実施内容を検証(Check)、より最適なプランをさらに推進する(Action)サイクルを指す。PDS(Plan Do See)も同様の意味で使われる。インターネット広告では、インプレッションやクリック数、行動経路を捕捉できる特長を活かし、広告効果を正しく測定・分析して、広告出稿プランをさらに改善するサイクルが重要視される。

PMP(ピーエムピー)

Private Market Placeの略。

<参照リンク>
プライベートエクスチェンジ(Private Exchange)

PNG(ピング)

Portable Network Graphicsの略。特許使用に不安のあったGIFに替わるライセンスフリーの画像形式として開発されたフォーマット。

<参照リンク>
GIF(ジフ)
JPEG(ジェイペグ)

PV(ピーブイ)

Page Viewの略。

<参照リンク>
ページビュー(Page View)、ページビュー数

QR(キューアール)コード

QRはQuick Responseの略。デンソーウェーブが開発した2次元コードのデファクト・スタンダード規格。携帯画面に表示させリーダーに読み取らせて入場管理などに利用する方法と、紙媒体などに掲載して携帯電話のカメラ機能を使ってサイトのURL情報などを読み取らせてサイト誘導する方法の、大きく分けて2種類の利用法がある。

ROAS(アールオーエーエス)

Return On Ad Spendの略。広告の費用対効果。特定の広告に投資した広告費用から発生した売上額で、売上額÷広告費用×100で算出する。例えば、50万円の広告費用を投資し、500万円の売上があった場合、ROASは1000%となる。

ROI(アールオーアイ)

Return On Investment の略。費用対効果。企業が広告などに投資したコストに対して得られる利益の割合。広告に費やしたコストが、実際どれくらいの成果(売上、利益、資料請求件数など)につながったのかを計測する際の指標となる。

RSS(アールエスエス)

Rich Site SummaryもしくはResource description framework Site Summaryの略。Web サイトに掲載する記事の見出しやサマリーなどの要素を、ある一定のルールで統一したフォーマットのこと。アプリケーション(RSSリーダー)によって、インターネット上に公開された記事の収集を自動化できる。同様のフォーマットを使って広告(RSS広告)を配信するなどの活用も可能。

RTB(アールティービー)

Real Time Biddingの略。インプレッションが発生する度に、クッキーによるユーザー情報と最低入札価格などの広告枠情報を複数のDSPに渡し、最高価格で応札した広告を呼び出すオークションシステム。

<参照リンク>
DSP(ディーエスピー)

SDK(エスディーケー)

Software Development Kitの略。ソフトウェア開発キット。特定のシステムで動作するソフトウェアを開発する際に使用するプログラムやAPI、ドキュメントなどをひとまとめにしたパッケージツールのこと。例えば、スマートフォンアプリに組み込むための広告配信や計測用のSDKが広告配信事業者から提供されている。

SEM(エスイーエム)

Search Engine Marketingの略。SEOや検索連動型広告などを駆使して、検索サイトを利用するユーザーの自社サイトへの誘導を促進するマーケティング手法の総称。

<参照リンク>
SEO(エスイーオー)
検索連動型広告

SEO(エスイーオー)

Search Engine Optimizationの略。検索エンジン最適化。ロボット型の検索エンジンを実装する検索サイトで、ランキング上位に表示されるようページの記述やサイト設計に改善を施すこと。

<参照リンク>
SEM(エスイーエム)
検索エンジン

SKAdNetwork(エスケーアドネットワーク)

AppleがiOS端末向けに提供する広告効果測定の仕組み。IDFAを利用しないためユーザーのプライバシーに配慮されているが、IDFAを用いた仕組みと比較して制約が多い。

<参照リンク>
iOS(アイオーエス)
IDFA(アイディーエフエー)

SMO(エスエムオー)

Social Media Optimizationの略。ソーシャルメディア最適化。ブログやSNSのようなソーシャルメディアで自社商品・サービスの話題を取り上げてもらうために、Webサイトやオンライン施策を最適化すること。

<参照リンク>
SNS(エスエヌエス)
ソーシャルメディア(Social Media)

SNS(エスエヌエス)

Social Networking Service の略。プロフィールや日記などの情報を共有、趣味や地域などテーマごとに設けられた掲示板やチャットで交流できるコミュニティー型の会員制Webサイト。多くのPVを背景に媒体化するサイトやフリーミアムモデルで収益をあげるサイトもある。

<参照リンク>
CGM(シージーエム)
UGC(ユージーシー)
ソーシャルメディア(Social Media)
フリーミアム(Freemium)

SSL(エスエスエル)

Secure Sockets Layer の略。Web ブラウザーとWebサーバーの間で送受信されるデータを暗号化して保護するための規約(プロトコル)。クレジットカード番号などの個人情報、企業秘密などを安全に送受信することができる。SSLで保護されたWebサイトのURLは「https」で始まる。

SSP(エスエスピー)

Supply Side Platform(サプライ・サイド・プラットフォーム)の略。媒体社が広告枠の販売の効率化や収益の最大化を図るためのシステムで、広告枠や価格、希望する広告主の業種などを設定し、複数のDSPやアドネットワーク、アドエクスチェンジの配信を一元管理する。純広の単価、アドネットワークの予測単価、RTBの入札単価などを比較し、最高価格の広告を自動で選択して配信することができる。

<参照リンク>
DSP(ディーエスピー)
RTB(アールティービー)
アドエクスチェンジ(Ad Exchange)
アドネットワーク(Ad Network)
純広(じゅんこう)

TRP(ティーアールピー)

Target Rating Pointの略。個人を対象にした延べ視聴率。TARP(Target Audience Rating Point)とも呼ぶ。世帯を対象にした延べ視聴率はGRP(Gross Rating Point)。

<参照リンク>
GRP(ジーアールピー)

TD(ティーディー)

Title & Descriptionの略。リスティング広告における、広告文のタイトルと説明文。

UB(ユービー)

Unique Browserの略。

<参照リンク>
ユニークブラウザー(Unique Browser)

UGC(ユージーシー)

User Generated Content の略。一般生活者によって作成されたブログやSNSなどに書き込まれた文章、ファイル共有サイトにアップロードされた画像や動画など、様々なオンラインコンテンツの総称。CGMとほぼ同義。

UI(ユーアイ)

User Interfaceの略。

<参照リンク>
ユーザーインターフェース(User Interface)

URL(ユーアールエル)

Uniform Resource Locator の略称。インターネット上に存在する情報資源(文書や画像など)の場所を指し示す記述方式。インターネットにおける情報の「住所」にあたり、Webページや電子メールの所在を特定することに使用される。
例)http://ja.web-ad.co.jp/
1.「http://」⇒インターネットに接続してWebページを見るための宣言
2.「ja」⇒コンテンツの格納場所(サーバー名称)を表す。サブドメインともいわれる
※この場合、「www」はトップページ、「ja」は日本語サイトとなる
3.「web-ad」⇒固有の企業や団体のID
4.「co.jp」⇒日本の企業であることを表す
※co=commercial
※3および4を併せて、ドメインと呼称する

UU(ユーユー)

Unique Userの略。

<参照リンク>
ユニークユーザー(Unique User)

UX(ユーエックス)

User Experienceの略。

<参照リンク>
ユーザーエクスペリエンス(User Experience)

VAST(バスト)

Video Ad Serving Templateの略。米国ネット広告業界団体IABが策定したインストリーム広告の規格。動画プレイヤー上に表示される広告素材のURL、広告をクリックしたときのリンク先、インプレッション数やクリック数といった計測データの送信先などを、XML形式のテンプレートで定義する。この規格に則ることにより、複数の媒体社サイトの動画プレイヤーとアドサーバーの間で、一つのフォーマットでの運用が可能となる。

<参照リンク>
インストリーム広告

VMAP(ブイマップ)

Digital Video Multiple Ad Playlistの略。米国ネット広告業界団体IABが規定したビデオ広告のコンテンツを制御するための規格。コンテンツ保有者が動画プレイヤーあるいはコンテンツ配信先をコントロールできない場合に、広告挿入箇所について記述することができるXMLテンプレート。

VPAID(ブイペイド)

Video Player Ad Interface Definition の略。米国ネット広告業界団体IABが規定した動画プレイヤーとリッチメディア広告の間の双方向通信を可能にする規格。VASTだけでは実現できない、ソーシャルメディアとの連携、再生する動画の選択などインタラクティブな広告を実現するためのAPI規格。

Web(ウェブ)

WWW(World Wide Web)の略称。インターネットおよびイントラネットの標準ドキュメントシステム。HTMLで文書を記述し、テキストや画像、音声、動画、他のWebページへのリンクなどを埋め込む。閲覧はWebブラウザーによって可能になる。

<参照リンク>
HTML(エイチティーエムエル)

Web(ウェブ)広告

コミュニケーション・メディアとしてのWeb上に設けられた広告の総称。インターネット、モバイル端末の普及に伴い、既存のマスメディアの持つ情報伝達力と、Web独自のインタラクティブ性を併せ持つ手法として、広告戦略上、重要視される。

Web(ウェブ)サーバー

Webページのコンテンツ(テキストや画像など)のデータを格納し、そのデータをWebブラウザーに送信するサーバーのこと。

Web(ウェブ)サイト

Webの中において、その構成や機能に従ってひとまとまりにできる単位をいい、ドキュメントおよびそれに付随するコンテンツの集合を指す。一連のWebページ、画像、音声、アプリケーションなど、Webブラウザーや専用ツールを用いてアクセスできるすべてのデータが含まれる。なお、一般に用いられる「ホームページ」という言葉は本来、Webサイトの表紙にあたるトップページを指す名称であることから、なるべく使用せず、「Webサイト」という語を用いるのが望ましい。

Wiki(ウィキ)

Web上でコンテンツを書き換えることができるCMSの一つ。Wikipediaのように不特定多数のユーザーが協力してコンテンツを作成・更新する場合が多い。

<参照リンク>
CMS(シーエムエス)

WOM(ワム)

Word Of Mouthの略。口コミ。

<参照リンク>
バズマーケティング(Buzz Marketing)

XML(エックスエムエル)

Extensible Markup Languageの略。Web上の文書の記述言語で、独自のタグで文書の構造を設定できるため、システム間でのデータ交換の形式や、データの表示や保存のフォーマットの定義などに使われる。XMLの標準仕様は、HTMLと同様に国際組織のW3Cが定めている。

<参照リンク>
HTML(エイチティーエムエル)

あ行
アーンドメディア(Earned Media)

口コミを通じて自社ブランドや商品・サービスの信用・評判を得るメディア。オウンドメディア、ペイドメディアとともに、トリプルメディアを構成するメディアの一つ。ソーシャルメディアと同義で使われることもある。

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オウンドメディア(Owned Media)
ソーシャルメディア(Social Media)
トリプルメディア
ペイドメディア(Paid Media)

アウトストリーム広告

ディスプレイ広告枠等の動画コンテンツ外で表示されるビデオ広告。Web上の広告枠や記事のコンテンツ面等で表示される。

<参照リンク>
ビデオ広告(動画広告)

アクイジション(Acquisition)

入手・獲物の意味から、新規顧客獲得の意味として使われることが多い。その場合のCPA(Cost per Acquisition)は「新規顧客1件当たりの獲得コスト」になる。

<参照リンク>
CPA(シーピーエー)
アクション(Action)

アクション(Action)

一般には広告や提供された情報によって引き起こされる行動を指す。広告によって目的とする行動が発生した件数を把握することで、CPA(Cost per Action)を算出できる。

<参照リンク>
CPA(シーピーエー)
アクイジション(Acquisition)

アクションスクリプト(ActionScript)

Flashで使われるプログラム言語の一つ。動作の開始や停止など様々な制御をできるほか、Javaスクリプトなどとも連携できる。

<参照リンク>
Flash(フラッシュ)

アクセスログ(Access Log)

アクセスによるWebサーバーの動作記録のこと。アクセスしたユーザーの様々な情報(IPアドレス、日時、アクセスされたファイル、リンク元のURLなど)が、ログデータとして記録される。目的に応じてこれを解析することにより、マーケティングに有用な情報が得られる。

アクティブユーザー(Active User)

Webサイトやアプリ等のサービスで、定期的に利用があったユーザーのこと。会員制のWebサイトなどで、会員登録があっても実際に利用していないユーザーを除いた、実際の利用実態を表す指標として用いる。

<参照リンク>
DAU(ディーエーユー)
MAU(エムエーユー)

アスペクト比

画像や動画の長辺と短辺の比率。広告の原稿規定として、画像や動画の左右×天地サイズの比率が指定されていることがある。

アドウェア(Adware)

広告掲載により無料使用できるようにしたアプリケーション。常時広告が掲出される場合や、定期的に広告が出現するものなどがある。また、広告を表示させない有料版を用意し、その試用版としての役割を担う場合もある。

<参照リンク>
フリーミアム(Freemium)

アドエクスチェンジ(Ad Exchange)

広告在庫(広告枠)の取引市場(アドマーケットプレイス)。DSPの需要と媒体社、アドネットワーク、SSPの供給をマッチングして取引を行う仕組み。

アドサーバー(Ad Server)

掲載面や表示回数をコントロールする、広告を配信するための専用サーバー。

アドネットワーク(Ad Network)

複数の媒体社サイト(ページ)を広告配信対象としてネットワークを組み、広告の受注を請け負うサービス。アドサーバーを持ち、複数サイトへの広告の一括配信を行う。媒体社に対して広告販売代行を行うだけでなく、通常媒体社が行う広告枠の在庫管理・掲載業務・レポーティングなども代行する。ネットワーク全体に広告を配信するほか、サイトコンテンツのカテゴリーごとの配信、行動ターゲティングなどが可能なものが多い。

<参照リンク>
SSP(エスエスピー)
アドサーバー(Ad Server)
行動ターゲティング

アドバゲーミング(Advergaming)

ゲームそのものを企業向けにカスタマイズし、ゲーム体験と企業のブランド体験を重ね合わせて、商品やサービスあるいはブランドを訴求する手法。

アドフラウド(Ad Fraud)

自動化プログラム(bot)を利用したり、スパムコンテンツを大量に生成したりすることで、インプレッションやクリックを稼ぎ、不正に広告収入を得る悪質な手法。

アドブロック(Ad Block)

Webサイトに表示される広告を表示しないようにするソフトウェア。Webブラウザーのアドオンや、スマートフォンのアプリとして提供される。

アドベリフィケーション(Ad Verification)

DSPやアドエクスチェンジを通じて配信される広告が、広告主の意図・条件に沿ったサイトや場所に掲載されているかを検証する機能。条件に基づき不適当な掲載先を除外することができる。

アトリビューション(Attribution)

ラストクリックなど直接的なコンバージョン以外の間接的な行動パターンを把握して、全体のアクションにおける最終成果への貢献度を測る手法。

アドレサブル広告

企業が持つ顧客データ(メールアドレスや電話番号など)をもとに、ユーザーを特定して広告を配信する手法。「アドレサブル」とはaddressの形容詞で、ユーザーを特定できることを指す。

アニメーションGIF(ジフ)

簡単なアニメーションを実現するGIFファイル。

<参照リンク>
GIF(ジフ)

アバター(Avatar)

SNSやブログ、オンラインゲームサイトなどで自分の分身となるキャラクター。イベント参加、ゲームクリア、購入などによって入手した髪型や洋服などのアイテム(アバターアイテムと呼ぶ)を組み合わせ、自分だけの一体を作ることができる。

アフィリエイト(Affiliate)

Webサイトなどに依頼主サイトへのリンクを張り、そのサイトで会員登録や商品購入が行われた場合、サイトの運営者に報酬(定額または定率の報酬)を支払う仕組みのこと。特定サイトや特定商品のセールス活動に近いため、広告ではなく販売代行としての意味合いが強い。

アプリ

アプリケーションソフトウェアの略。パソコンやスマートフォンなどのOS上で動作する、特定の作業をするためのソフトウェアのこと。特にスマートフォンなどのモバイル端末上で動作するアプリケーションソフトウェアを「アプリ」と略して呼ぶことが多い。

アプリマーケット

スマートフォン向けアプリの販売サービス。AppleのApp Store やGoogle のGoogle Play に加えて、日本国内では携帯キャリアもアンドロイド端末向けのマーケットサービスを提供している。

アンダーテキスト(Under Text)

バナー広告の下部に表示されるテキスト。メディアや広告スペースによっては採用していない場合がある。

位置情報

モバイル端末のGPSやWi-Fi、携帯電話基地局、インターネット上のIPアドレスなどにより把握されるユーザーの地理的な位置情報をいう。GPSによる詳細な緯度経度情報、IPアドレスから判定する市区町村レベルの位置情報など、種類によって精度が異なる。

インスタントウィン

その場で当落がわかる懸賞。商品のパッケージなどに印字されたシリアル番号をキャンペーンサイト上のボックスに入力させ、当落結果を伝えるなどの手法がある。

インストリーム広告

動画本編の前後、中間に掲載されるビデオ広告。

<参照リンク>
ビデオ広告(動画広告)

インターネットオーディエンス測定

パネル化したインターネットユーザーを対象として、測定用プログラムのインストールを依頼、サイト視聴行動データを収集する調査手法。インターネット視聴率とも呼ぶ。各サイトへのアクセス状況を同一指標で比較できるだけでなく、対象者プロフィール別のサイト視聴状況を把握できるという利点がある。

インターネット広告

Webサイトやアプリ、メールなどのインターネットを利用した広告・マーケティング活動のうち、インターネット上のメディア(媒体社)によって用意された有償の広告枠に掲出されるものをいう。略して「ネット広告」、あるいは「オンライン広告」とも呼ばれる。広告とは、マーケティング活動の一つで、明示された広告主が、対象となる消費者に商品やサービスなどの情報を告知し、望ましい態度や行動を形成する目的で、有料の媒体を介して行うコミュニケーション活動をいう。インターネットにおいても同様の定義で用いられる。

インターネットCM

通信回線上のサービス(広告主が管理するWebサイトを除く)の広告サービスにおいて広告・マーケティング活動を目的として掲載されるもので、映像および音声(ナレーション・音楽)を使用し時間軸で展開される広告。ファイル形式を問わず、主にインターネット広告で音楽などの著作物の利用形態・範囲を指す用語として使われる。

インターネット視聴率

インタレストグラフ(Interest Graph)

趣味、興味、関心など、人の嗜好をもとにした人や物のつながり、その関係図。

インバナー広告

通常のディスプレイ広告枠に動画ファイルを使用して流すビデオ広告。アウトストリーム広告の一種。

<参照リンク>
ビデオ広告(動画広告)
アウトストリーム広告

インビュー課金

ユーザーが見ることのできる位置に広告が表示されることを「インビュー」といい、広告における一定以上の面積が、一定秒数以上表示された際にのみ課金される方式。ビューアブルインプレッション課金ともいう。

<参照リンク>
ビューアブルインプレッション(Viewable Impression)

インフィード広告

ネイティブ広告の一種で、記事・コンテンツと一体感のあるデザイン、フォーマットで設置された誘導枠。インフィード広告は下位区分として3つに分類される。
・ 媒体内誘導型:媒体社が提供する記事・コンテンツと一体感のあるデザイン、フォーマットで誘導枠を設置し、媒体社が制作したコンテンツ(例:タイアップ広告等)へ誘導する形式。
・ 外部コンテンツ誘導型:媒体社もしくはプラットフォーマーが提供する記事・コンテンツと一体感のあるデザイン、フォーマットで誘導枠を設置し、媒体社・プラットフォーマー内とは別に設置される外部コンテンツ(例:ランディングページ等)へ誘導する形式。
・ フィード内表示型:媒体社もしくはプラットフォーマーが提供する記事・コンテンツと一体感のあるデザイン、フォーマットの枠内にコンテンツ(例:動画コンテンツ等)を表示する形式。
また、フィード内に表示されるビデオ広告自体を指してインフィード広告と呼ぶ場合もある。

インフォマティブデータ

郵便番号、メールアドレス、性別、職業、趣味、顧客番号、クッキー情報、IP アドレス、契約者・端末固有ID などの識別子情報および位置情報、閲覧履歴、購買履歴といったインターネットの利用にかかるログ情報などの個人に関する情報で、個人を特定することができないものの、プライバシー上の懸念が生じうる情報、ならびに個人に関する情報が統計化された情報であって、特定の個人と結びつきえない形で使用される情報の総称。インターネット広告で取り扱われる個人に関する情報が情報価値を持つ(インフォマティブ)ことから造語されたもので、JIAAが「プライバシーポリシーガイドライン」において独自に定義している。

インフォメーションアイコン

行動ターゲティング広告の広告内や周辺に表示されるJIAAが指定する共通のアイコン。アイコンをクリックしたユーザーを、行動履歴情報の取り扱いやオプトアウトの手段を知らせるページに誘導するもの。アイコンの表示は、JIAAが定めるガイドラインに従って「インフォメーションアイコンプログラム」の認定を受けたサービスのみが可能。米国では業界団体Digital Advertising Alliance(DAA)が「AdChoices」の名称で同様の取り組みを行っている。

<参照リンク>
行動ターゲティング

インフォメーションプロバイダー(Information Provider)

インフルエンサー(Influencer)

影響力の大きい人物のこと。ソーシャルメディアの台頭により、著名人でなくても多数のファンやフォロワーを抱える人が出現しており、そのようなインフルエンサーのマーケティング活用が注目されている。

インプレッション(Impression)、インプレッション数

広告の配信回数。インターネット広告ではWebサイトの媒体力の指標としてのページビュー(PV)と、インプレッション(imp)を区別する。

<参照リンク>
ページビュー(Page View)、ページビュー数

インプレッション保証型広告

広告の配信回数(インプレッション数)を保証する広告。保証する配信回数ごとにインプレッション単価が設定され、同一の広告枠に複数の広告をローテーション掲載する場合が多い。

インライン型広告

スマートデバイス向けの広告フォーマット。ブラウザーやアプリケーションの中に貼り付けられて表示される。

<参照リンク>
オーバーレイ型広告

インリード広告

コンテンツを閲覧する流れの中で、ブラウザー上で画面をスクロールし、ビデオの表示領域が一定以上表示された時点で再生が開始されるビデオ広告。アウトストリーム広告の一種。

<参照リンク>
アウトストリーム広告
ビデオ広告(動画広告)

ウィジェット(Widget)

デスクトップやブラウザー上で動作するツールの総称。アプレットと呼ぶこともある。また、ブログ上に配置できるものを(日本では)ブログパーツと呼ぶ。

<参照リンク>
ガジェット(Gadget)

ウイルス(Virus)

コンピューターウイルス。マルウェアの一種で、不正かつ意図的にコンピューターに侵入し、動作やデータなどに悪影響を及ぼすプログラム。実行型のファイル(exeなど)に感染するもの、ハードディスクなどのシステム領域に感染するもの、マクロ機能を利用して感染を広げるものなどがある。特にメールの添付ファイルや、Webサイトでのクリックや閲覧で感染をする危険性が指摘されている。

<参照リンク>
マルウェア(Malware)

運用型広告

膨大なデータを処理するアドテクノロジーを活用したプラットフォームにより、広告の最適化を自動的にもしくは即時的に支援するような広告手法のこと。検索連動型広告のほか、新しく登場してきたアドエクスチェンジ/SSP/DSPなどが典型例。また一部のアドネットワークもこれに含まれる。なお、枠売り広告のほか、タイアップ広告やアフィリエイト広告などは、運用型広告には含まれない(電通「日本の広告費」定義による)。

エキスパンド広告

定型の広告スペースがオンマウスやクリックによって一時的に大きなスペースに拡大する広告。

エンゲージメント(Engagement)

広告やブランドの評価指標の一つ。Engagementの訳として、日本では「絆」のように長期的で永続的な効果ととらえられることも多いが、本来の意味はもっと短期的な引き付け効果を指す。明確に共有された定義はなく、いろいろな解釈や用例があるが、媒体に対するエンゲージメント、広告に対するエンゲージメント、ブランドに対するエンゲージメントは区別する必要がある。

エンコーディング(Encoding)

規格に基づいて、ある形式のデータを別形式のデータに変換すること。例えば、テレビの映像素材をインターネットで配信するために(ブラウザーでサポートされているファイル形式に)変換することをいう。エンコーディングに使用する装置やソフトウェアを、エンコーダーと呼ぶ。

オウンドメディア(Owned Media)

広告主が自ら所有・運営する企業サイトやブランドサイト、キャンペーンサイトなど、自社の情報を直接ユーザーに向けて発信するメディアを指す。

<参照リンク>
アーンドメディア(Earned Media)
トリプルメディア
ペイドメディア(Paid Media)

オーガニック検索

検索エンジンのアルゴリズムに従って表示された検索結果。通常、検索連動型広告やPR情報とは明確に区別されて表示される。自然検索やナチュラル検索とも呼ぶ。

<参照リンク>
検索連動型広告

オーディエンス拡張

Webサイトの訪問履歴や、メールアドレスなどを含む顧客リストに基づいて、行動や属性が似たユーザーにターゲットを広げて広告配信する手法。

オーディエンスターゲティング(Audience Targeting)

オーディエンス(ユーザー)の属性情報や行動履歴情報などを組み合わせたデータを利用して広告を配信するターゲティング手法。

<参照リンク>
行動ターゲティング
ターゲティング広告

オーディエンスメジャメント機関

独自のモニターを保有し、インターネットの視聴率にあたるWebサイトのアクセス規模データを提供する調査機関。サーバーのアクセスログだけでは解析することができない様々なマーケティングデータを提供する。

<参照リンク>
インターネットオーディエンス測定

オーバーレイ型広告

スマートデバイス向けの広告フォーマット。ブラウザーやアプリケーションの上に重なるように表示される。

<参照リンク>
インライン型広告

オープンウェブ

海外大手ソーシャルメディアなど、ログインを必要とするサービスではなく、すべてのインターネットユーザーがアクセスできるウェブサイトやプラットフォーム、アプリ、またはそれらを展開する事業者を指す。オープンインターネットとも呼ばれる。対義語はウォールドガーデン。

オプティマイズ配信

期待する広告効果が高まるように最適化して配信する方法。例えば、クリックを期待するキャンペーンで、クリック率が高い表現を優先して配信したり、クリックする可能性が高いユーザーに優先して配信したりすること。

オプトアウト(Opt-out)、オプトイン(Opt-in)

ユーザーが情報を受け取る際や自らに関する情報を利用される際などに、許諾(パーミッション)の意思を示す行為を「オプトイン」という。反対に許諾しない意思を示す行為を「オプトアウト」という。広告メールの送信や、インターネット上での個人に関する情報の取得や利用などを、ユーザーの意思に基づいて行う仕組みや方式を指す語として用いられる。

<参照リンク>
パーミッション(Permission)

オムニチャネル(Omni-Channel)

実店舗やECサイトをはじめとする、あらゆる販売チャネルから同じように商品やサービスを購入できる環境。

か行
ガジェット(Gadget)

広義ではデジタルカメラや携帯電話、携帯ゲーム機などの小型の電子機器を指すが、ウィジェットと同義で使用されることもある。

<参照リンク>
ウィジェット(Widget)

間接コンバージョン

初回のサイト訪問では申し込み等の行動を起こさなかったが、後日、別の方法で再来訪した際に申し込むなどの成果が上がること。

期間保証型広告

特定の広告枠での掲載期間を保証する広告。トップページの広告枠で採用している場合が多い。1週間または1カ月単位で指定した期間の掲載が保証される。配信回数の目安(想定インプレッション数)はあらかじめ提示されるが、保証はされない。

キャッシュ(Cache)

Webページを閲覧する際、使用頻度の高いファイル(HTMLや画像ファイルなど)をパソコン内部などに一時的に保存し、そこからファイルを読み出すことによって表示速度を高める技術。一時保存されたファイルを、キャッシュファイルと呼ぶ

キュレーション

インターネット上の情報を収集、整理することで新しい価値を持たせて共有すること。

キュレーションメディア

他のコンテンツメディア等のニュースや情報を収集し、構成して提供するメディア(プラットフォーム)。

<参照リンク>
コンテンツメディア
ソーシャルメディア(Social Media)

強制視聴

動画再生前や再生中に流れるビデオ広告をスキップさせないで視聴させる手法。

<参照リンク>
スキッパブル(Skippable)

クッキー(Cookie)

Webサイトの提供者が、ブラウザーを介して訪問者のコンピューターに一時的に簡単なデータを書き込む仕組み。訪問者の識別や認証、訪問回数の記録に利用される。

<参照リンク>
行動ターゲティング
ユニークブラウザー(Unique Browser)

クッキーシンク(Cookie Sync)

DSP、SSP、DMPなどで、それぞれ管理しているブラウザークッキーを同期させ、ユーザー(ブラウザー)識別のためのIDを連携させる仕組み。

<参照リンク>
クッキー(Cookie)

クリエイティブ(Creative)

広告として制作されたコンテンツ。具体的には、グラフィックやコピー(キャッチコピー)などを指す。

クリック(Click)、クリック数

広告がユーザーにクリックされた回数。多くの場合、広告には広告主が指定したWebページへのリンクが張られているが、ユーザーが実際に移動したか否かにかかわらず、クリックされた時点でカウントする。一般的には、アドサーバー上で計測する。

<参照リンク>
CTR(シーティーアール)

クリック課金型広告

広告がクリックされた回数に応じて課金する広告。クリック1回当たりの単価を設定し、クリック数に対して料金が発生するもので、広告が配信されるだけでは課金されない。広告の配信回数(インプレッション数)やクリック数は保証されない場合が多い。

クリックスルーコンバージョン(Click Through Conversion)

広告をクリックした後、コンバージョンに結びつくこと。一般的に、「コンバージョン」はこの「クリックスルーコンバージョン」を指すことが多い。広告に接触しただけで、クリックせずに発生するコンバージョンは、「ビュースルーコンバージョン」として区別される。

<参照リンク>
ビュースルーコンバージョン(View Through Conversion)

クリック保証型広告

広告がクリックされる回数を保証する広告。クリック1回当たりの単価を設定し、一定期間内のクリック回数を保証すべく配信回数をコントロールし、保証回数を達成する。

クローラー(Crawler)

Web上の文書や画像などを定期的に巡回して取得し、自動的にデータベース化するプログラム。スパイダー(Spider)、ロボット(Robot)などとも呼ぶ。検索エンジンのデータベースの構築や更新にも利用されている。クローラーを使ってWeb上の情報を取得、解析を行うことを「クローリング」という。

クロスメディア(Crossmedia)

広告媒体の特性を活かして、消費者との接点を効果的に組み合わせ、コミュニケーションの導線をつくること。

<参照リンク>
IMC(アイエムシー)
メディアミックス(Media Mix)

ゲーミフィケーション(Gamification)

ゲーム以外の分野・サービスに、ゲームの要素や仕掛けを取り入れること。

検索エンジン

検索サイトの基幹システム。サーチエンジンともいう。入力されたキーワードに対し関連の深いWebページをリストで示す。ロボット型やディレクトリ型などの種類があり、現在はロボット型が主流。ロボット型はクローラーがWeb上を巡回(クローリング)してデータを収集し、検索データベースに登録(インデックス)する。ユーザーが検索を行うと、収集したデータを分析して決めた検索順位(ランキング)をもとに検索結果が表示される仕組み。なお、ディレクトリ型は人がカテゴリー別に分類してデータベースに登録する。

<参照リンク>
クローラー(Crawler)

検索連動型広告

検索サイトに入力した特定のワードに応じて、検索結果ページに掲載する広告。サーチワード広告、キーワード広告、リスティング広告、ペイドリスティング(Paid Listing)など様々な名称を持つ。バナー広告とテキスト広告があり、ワードごとに広告を購入する。1ワードごとに単価設定する場合と、予測される検索結果ページ表示回数に表示単価を掛け合わせて掲載料を設定する場合がある。

<参照リンク>
オーガニック検索

効果指標

広告効果を定量的に判断・分析するための指標。広告主のWebサーバーやトラッキングツールのログ解析によって算出された様々な数値と結びつけて評価対象とすることが多い。主なものに、CPA、CPC、CTR、CVR、PV、UU、インプレッション数、クリック数などがある。

<参照リンク>
CPA(シーピーエー)
CPC(シーピーシー)
CTR(シーティーアール)
CVR(シーブイアール)
PV(ピーブイ)
UU(ユーユー)
インプレッション(Impression)、インプレッション数
クリック(Click)、クリック数
トラッキングツール(Tracking Tool)

広告ID、広告識別子

スマートフォンやタブレット端末のアプリで利用される広告用の端末識別ID。AppleのiOSは「Identifier For Advertising(IDFA)」、GoogleのAndroid OSは「Android Advertising ID(AAID)」を提供している。端末ID(Apple の「UDID」や、Google の「Android ID」など)と違い、IDのリセットやターゲティング広告のオプトアウトといった簡単な設定変更の手段がユーザーに提供されている。IDFAやAAIDはアプリ間で共通のIDだが、広告以外の目的での使用は認められていない。

<参照リンク>
AAID(エーエーアイディー)
IDFA(アイディーエフエー)

行動ターゲティング

インターネット上の行動履歴情報を利用して広告を配信するターゲティング手法。行動履歴とは、サイトの閲覧履歴や検索履歴、広告への反応履歴、ECサイトでの購買履歴などで、Webブラウザーのクッキーやスマートデバイスの広告ID によって把握される。

<参照リンク>
オーディエンスターゲティング(Audience Targeting)
クッキー(Cookie)
ターゲティング広告
リターゲティング(Retargeting)

コーデック(Codec)

データのエンコード(符号化)やデコード(復号)を行うためのソフトウェアやアルゴリズムをいう。音声、映像データファイルを圧縮する方式の総称で、音声と映像はそれぞれ別の方式で行われる。このCodecの性能が、品質や圧縮率を左右する。

<参照リンク>
エンコーディング(Encoding)

ゴールデンタイム

視聴率を時間区分別に見るときに使われるテレビ広告用語。1日のうち特に視聴者の多い時間帯である「プライムタイム」と呼ばれる19?23時のうち、19?22時の時間帯の俗称。

<参照リンク>
プライムタイム(Prime Time)

コネクテッドTV(Connected TV)

スマートTVなどインターネットに直接接続された、または外部デバイス(ストリーミングデバイスやゲーム機など)経由でインターネットに接続されたTVデバイス。

コミッション(Commission)

広告取引額に対して一定の掛け率で決まる代理店手数料(マージン)。

<参照リンク>
フィー(Fee)

コンシューマーインサイト(Consumer Insight)

消費者がブランドに対してどんな意識を持っているか、どこが好きなのか、ということを探し出す洞察。消費者インサイト。

コンテンツ(Contents)

ネットワーク上で“入手可能な”様々な情報だけでなく、その入手にかかわるサービス(検索やコミュニティーなど)自体を含めた機能や価値の総称。テレビやラジオなどマスメディアの場合は“送られる”番組や記事およびその内容を、CDやDVDなどのパッケージメディアでは収められた曲目や映像タイトルを指す。

コンテンツ配信

インターネットを通じて様々なコンテンツをユーザーに提供すること。これをビジネスとする事業者には、配信するコンテンツそのものを扱うコンテンツプロバイダーと、配信のための機能と基盤(ミラーリング=複写、キャッシング=一時保存・認証機能など)を提供する「コンテンツ・デリバリー・サービス」(CDS)がある。特に、コンテンツを複数のサーバーに分散させ、ネットワークの混雑を回避するサービスは、コンテンツの安定供給を支えるものとなっている。

コンテンツプロバイダー(Contents Provider)

Web上でコンテンツや情報サービスを提供する事業者を指す。CP、インフォメーションプロバイダー(IP)とも呼ぶ。

コンテンツマーケティング(Content Marketing)

ユーザーの関心の高いコンテンツを提供することで、ユーザーの行動を促すマーケティング手法。

コンテンツメディア

自らニュースや情報を編集して提供するメディア。

<参照リンク>
キュレーションメディア
ソーシャルメディア(Social Media)

コンテンツ連動型広告

Webサイトのコンテンツ内容の文脈やキーワードを解析し、コンテンツ内容と関連性の高い広告を自動的に配信する広告。

コンバージョン(Conversion)

購買プロセスにおける状態の変化。資料請求から申込に、申込が成約になるなどの段階の変化を指すが、Webマーケティングでは、資料請求や購買などの成果指標の行動を指すことが多い。

<参照リンク>
CVR(シーブイアール)

コンバージョンAPI

Cookieを使用せずに、サーバー経由でコンバージョンを計測するための手法。「CAPI(キャピ)」と略されることもある。

コンパニオン広告

ビデオ広告に付属しオプションとして組み合わせて表示して、視聴者にランディングページへ誘導するための追加の機会を提供するバナー広告。

さ行
サーチエンジン・プレイスメント(Search Engine Placement)

検索結果に表示スタイルを合わせた広告枠や、検索結果そのものの上位表示に料金を支払う契約など、検索結果からクリック誘導する様々な活動の総称。検索サイトとの契約によって有償で行う方法と、SEOとして自社サイトに手を入れる方法がある。

<参照リンク>
SEO(エスイーオー)

サーチリフト(Search Lift)

ブランド名などの検索行動の増加を表す効果指標。

サードパーティ・クッキー(Third-Party Cookie)

ユーザーが訪問するWebサイトやサービスの運営主体以外の事業者(アドネットワーク、データプロバイダーなどの第三者)が設定しているクッキー。

<参照リンク>
クッキー(Cookie)

サイコグラフィック(Psychographic)

ライフスタイルや嗜好、価値観、購買動機といった心理的属性の総称。

再生(視聴)完了率

動画が最後まで再生(視聴)された割合。

シーケンス配信

ユーザーの広告接触回数(フリークエンシー)に応じて、異なるクリエイティブを配信する広告配信手法。「シナリオ配信」とも呼ばれる。

<参照リンク>
フリークエンシー(Frequency)

ジオグラフィック(Geographic)

国や地域、居住地、現在位置などの地理的属性。

ジオメディア(Geomedia)

携帯電話やスマートフォンなどのモバイル端末に搭載されるGPS機能などから得られる位置・地理情報を利用するサービスの総称。

<参照リンク>
ロケーションベースサービス(Location Based Service)

純広(じゅんこう)

広告主が媒体社から特定の広告枠を購入して掲載する広告。純広告の略。

シングルビットレート・エンコード(Single Bit Rate Encode)

ストリーミングファイルを作成する際、指定された速度でのみ再生できるようエンコードすること。反対に、ナローバンドからブロードバンドまで、様々な接続環境でも1つのファイルで再生できるようエンコードすることを、マルチビットレート・エンコードと呼ぶ。

<参照リンク>
マルチビットレート・エンコード(Multi Bit Rate Encode)

推定接触者数

インターネットオーディエンス測定データにおいて、分析対象サイトに接触した推定人数(推定ユニークユーザー数)を指す。インターネットオーディエンス測定結果をもとに、インターネットユーザー推定人口を使って算出する(推定接触者数=パネル内の分析対象サイト接触者出現率×インターネットユーザー推定人口)。

<参照リンク>
インターネットオーディエンス測定

スカイスクレーパー広告

Webページ内に縦型に設けられた比較的大型のディスプレイ広告。

スキッパブル(Skippable)

動画再生前や再生中に流れるビデオ広告を視聴するか、視聴しないかをユーザー側が選択できるようにする手法。

ステルスマーケティング(Stealth Marketing)

企業が自らまたは第三者に依頼して、消費者に商品やサービスの宣伝と気づかれないように宣伝行為をすること。略して「ステマ」と呼ぶ。報酬を得ているにもかかわらず、あたかも公平な評価であるかのように見せかけた記事をサイトに掲載したり、一般消費者を装って好意的な感想や推薦するコメントをSNSに投稿したりするなど、宣伝であることを意図的に隠すことによってユーザーの印象を操作しようとする行為が該当する。「サクラ」や「やらせ」に近いといえる。マーケティング手法といえるものではなく、消費者を欺き、情報の信頼性を失わせる不公正な行為である。

ストリーミング広告

ストリーミング方式で配信する動画広告。ストリーミングとは、インターネット上で音声や動画ファイルを再生する技術で、データを受信しながら同時に再生する。

<参照リンク>
プログレッシブダウンロード(Progressive Download)

ストレージ(Storage)

デジタルデータを記憶させておく装置の総称。インターネット上のサービスでは、ユーザーの持つデータファイルの保管を代行するサービスをストレージサービスという。単純にファイルを保管するばかりでなく、動画、写真、音楽などのファイルを公開する機能がある場合もある。

スニペット(Snippet)

検索エンジンの検索結果一覧に表示される、検索キーワードが含まれるページの説明文(あるいはページ内の抜粋)を指す。スニペットには、主にHTMLソース内部のdescriptionタグに定義している情報が表示されるため、コンテンツ内容を簡潔に要約した説明文を、あらかじめ設定しておくことが望ましい。

スパム(Spam)

許諾(パーミッション)を得ていない相手に対し、無差別に大量の情報を送る迷惑行為。大量のメール配信や、検索エンジンなどへの大量のリダイレクト(中継)ページ登録などの不正行為を「スパム行為」、送られたメールを「スパムメール」と呼ぶ。

<参照リンク>
パーミッション(Permission)

スポンサードコンテンツ(Sponsored Content)

コンテンツそのものは媒体社の編集側が制作し、そのコンテンツおよびそれらが掲載されているページなどへ広告主がスポンサードするもの。「タイアップ広告」の場合は記事調に作られたコンテンツがすなわち広告であるが、「スポンサードコンテンツ」の場合は、コンテンツはあくまでも編集側の制作であり、広告主の商品などを説明する広告コンテンツではない。

<参照リンク>
タイアップ広告

スマートデバイス(Smart Device)

スマートフォンやタブレット端末の総称。

<参照リンク>
スマートフォン(Smartphone)
タブレット端末

スマートフォン(Smartphone)

音声通話中心の従来の携帯電話と異なり、パソコンの機能をベースとして作られた多機能携帯電話。メールの送受信を含むインターネット接続を主機能として、Webサイトの閲覧、動画視聴、情報の作成や管理など、多種多様な機能を持つ。「スマホ」と略されることもある。

<参照リンク>
フィーチャーフォン(Feature Phone)

セカンドプライスオークション(Second Price Auction)

最も高い値を付けた入札者が、2番目に高い値を付けた入札者の価格で落札するというルールのオークション。インターネット広告のオークションでは、最高値入札者が次点の入札価格に1円を足した金額で落札する方式が広く採用されている。

<参照リンク>
ファーストプライスオークション(First Price Auction)

セグメント(Segment)

性年齢、興味関心、行動履歴などによる、消費者やユーザーの区分。

セッション(Session)

Webにおけるアクセスログから解析されるマーケティングの単位の一つ。ユーザーの単一ブラウザー内の連続した行動を1セッションと呼び、特定のWebサイトにおける1セッションが1ビジットとなる。ただし、連続した行動であっても、あるWebページの読み出しから次の読み出しまで30分程度の間隔があいた場合、別のセッションとしてカウントされる場合が多い。逆に、この間に回線接続が途切れたとしても、30分以内に連続した行動が起きればセッションは「成立した」と判断されることが多い。

<参照リンク>
ビジット(Visit)

ゼロパーティデータ

広告主から提供される何らかの対価と引き換えに、消費者が自ら積極的に直接広告主へ提供する個人の情報のこと。個人の情報には、趣味嗜好やライフスタイルなど広告主側にどのように自身を認識して欲しいのか、などの情報も含まれる。

想定インプレッション

媒体社が過去実績から割り出す一定期間のインプレッション数の想定値。一般的には、期間保証型メニューの参考情報として取り扱われることが多い。

<参照リンク>
インプレッション(Impression)、インプレッション数
期間保証型広告

ソーシャルアプリケーション(Social Application)

SNS上で動作する専用のAPIによって作られたWebアプリケーションの総称。情報共有やコミュニケーションなどSNSならではの機能を活かし、ゲーム(ソーシャルゲームと呼ぶ)や診断、企業プロモーションなど、様々なジャンルのアプリケーションが提供される。

<参照リンク>
API(エーピーアイ)

ソーシャルグラフ(Social Graph)

Web上の人間関係やその結びつき・つながり、その関係図。SNS の情報共有機能などによってユーザー間の交流が促進され、形成される。

<参照リンク>
SNS(エスエヌエス)

ソーシャルゲーム(Social Game)

ソーシャルアプリケーションの中で、ゲームに特化したサービス。同時期に利用する友人が多いほど、優位に進行できるものが多い。

<参照リンク>
ソーシャルアプリケーション(Social Application)

ソーシャルコマース(Social Commerce)

Eコマースにおけるマーケティング手法の一つ。SNSやブログなどのソーシャルメディアを活用して商品やサービスを訴求する。従来の口コミと異なり、SNSなどは友人や知人、もしくは共通の価値観を持つ人からの情報となるため、その信頼度や影響力を活かして販売促進を行う。

<参照リンク>
EC(イーシー)サイト
ソーシャルメディア(Social Media)

ソーシャルプラグイン(Social Plug-in)

WebサイトにSNSの機能を追加するためのプラグインの総称。

<参照リンク>
SNS(エスエヌエス)

ソーシャルメディア(Social Media)

ユーザーが投稿した情報をコンテンツとし、ユーザー間で共有・交流するサービスを提供するメディア(プラットフォーム)。

<参照リンク>
CGM(シージーエム)
SNS(エスエヌエス)
UGC(ユージーシー)
キュレーションメディア
コンテンツメディア

ソーシャルメディア・マーケティング(Social Media Marketing)

ソーシャルメディアを活用したマーケティングの総称。ブログやSNSを利用してユーザーにブランドの話題を広めてもらい、その投稿内容を分析して改善に役立てるマーケティング施策を指すことが多い。

<参照リンク>
CGM(シージーエム)
SNS(エスエヌエス)
UGC(ユージーシー)
ソーシャルメディア(Social Media)

ソーシャルリスニング(Social Listening)

ソーシャルメディア上の顧客の声を収集し、企業、ブランド、商品・サービスに対する評判やニーズ、トレンドなどを分析・測定してマーケティングに活用する手法。

<参照リンク>
ソーシャルメディア(Social Media)

ソーシャルログイン(Social Login)

SNSのアカウント情報を用いて、別のWebサイトの会員登録やサービスへのログインを可能にする手法。

<参照リンク>
SNS(エスエヌエス)

た行
ターゲット属性

ターゲットとする消費者の属性。性別や年齢といったデモグラフィック(人口統計学的)属性と、価値観やライフスタイルといったサイコグラフィック(心理学的)属性に大別できる。

<参照リンク>
サイコグラフィック(Psychographic)
デモグラフィック(Demographic)

ターゲティング広告

対象を指定して配信する広告のこと。ユーザーデータを分析して対象となるユーザー群を指定するオーディエンスターゲティング、Webサイトやコンテンツを分析してカテゴリーを指定するコンテンツターゲティングといった広告手法がある。

<参照リンク>
オーディエンスターゲティング(Audience Targeting)
行動ターゲティング
リターゲティング(Retargeting)

ターゲティングメール広告

事前に了承を得たユーザーに対して配信される、ダイレクトメール型のメール広告。性別、年齢、居住地域といったユーザーの属性情報から配信対象者を絞り込み、マッチしたターゲットに配信する。

<参照リンク>
メール広告

タイアップ広告

媒体社が広告を記事調に制作編集する広告コンテンツを指す。媒体自身の特性・コンテンツと連動する企画となることが多いことから、「媒体」と「広告主」の「タイアップ」という意味で「タイアップ広告」と呼ばれる。「タイアップ広告」は、それ?体が広告なので、通常の媒体枠の中で掲載となることが多い。

<参照リンク>
スポンサードコンテンツ(Sponsored Content)

第三者配信

広告主側でキャンペーン全体を統合管理するために、複数の媒体を横断して広告を配信する仕組み。様々なデータの計測やクリエイティブ、フリークエンシーなどのコントロールを行う。これらを行うアドサーバーを「第三者配信サーバー」といい、媒体社ごとの広告レポートではわからない複数サイトのユニークユーザーの把握ができるほか、ポストインプレッション効果をトラッキングできる利点もある。また、アドベリフィケーションの観点から、ブランド毀損サイトに広告が掲載される前に対策を行う機能など、用途が拡張している。

<参照リンク>
ポストインプレッション(Post Impression)
タグ配信

ダイナミックリターゲティング

Webサイトの商品やサービスの詳細ページを訪れたことのあるユーザーに対して、その訪問履歴をもとに再度の訪問と購入を促すために、その商品やサービスに関する広告を自動生成して配信するリターゲティング手法。主にEコマースで利用されることが多い。

<参照リンク>
EC(イーシー)サイト
リターゲティング(Retargeting)

タグ配信

広告素材の代わりにデータ転送させるタグを配信して、ユーザーのブラウザーから別のアドサーバーに広告画像のリクエストをかける手法。第三者配信サーバー(セントラルサーバー)で広告配信を行う場合、そのサーバー側で発行されたタグが媒体社に送られ、媒体社のアドサーバーからは広告掲載面にこのタグが配信される。なお、「タグ」とはHTMLなどで使われる“<”と“>”で囲まれた命令の総称。

<参照リンク>
第三者配信

タップ(Tap)

端末のタッチパネルのディスプレイ画面に指先などで軽く触れる操作をいう。マウスでいうクリック(ボタンを軽く押す操作)に当たる。

タブレット端末

タブレット型のモバイル端末。スマートデバイスの一種で、スマートフォンと同じOSやアプリを使用する。携帯電話のデータ通信機能を備えている機種もある。

<参照リンク>
スマートデバイス(Smart Device)

チャットボット(Chatbot)

人工知能(AI)を使った自動応答プログラムのこと。ボット(bot)はロボットに由来する。チャット(メッセンジャー)機能を提供するSNSが公開しているAPIを使って、顧客への自動応答サービスやマーケティングサービスを提供する動きが出ている。

直帰率

ユーザーが広告をクリックして、リンク先のWebページ(ランディングページ)にアクセスをしたあと、そのページからどのページにも行かず、離脱したり、もとのページに戻ったり(直帰)する割合。ランディングページの妥当性を検討する際によく用いられる指標。仮に直帰率が100%だった場合、ランディングページがすべてのユーザーにとって期待していた内容ではなかったと判断できる。

<参照リンク>
LPO(エルピーオー)
ランディングページ(Landing Page)

ティーザー広告

ある要素を意図的に明らかにしないことによって消費者の注意を引く広告手法。発売前の商品・サービスの情報を断片的に公開するなどして興味喚起する。Webサイトの場合、ティーザーサイトと呼ぶ。なお、英語の「tease」は「じらす」の意。

ディープリンク

Webサイトで、外部サイトのトップページ以外へ張ったリンクのこと。または、スマートフォンのアプリを起動し、そのアプリ内でコンテンツを開くリンクのこと。Webサイトからアプリ、アプリから別のアプリというように、アプリを横断的に利用してコンテンツを表示できる。

ディスプレイ広告

Webサイトやアプリ上の広告枠に配信する画像や動画、テキストなどの形式の広告。

<参照リンク>
テキスト広告
バナー広告
リッチメディア広告

データエクスチェンジ(Data Exchange)

ユーザーの属性や行動履歴などのオーディエンスデータを事業者間で交換する仕組み。

データクリーンルーム(Data Clean Room)

個人に関する情報を持つ広告主や媒体社といった事業者が、双方のデータを突合し分析や広告配信を行う際に、個人のプライバシーや関連法に配慮した形で突合できるように配慮された領域をいう。技術的には、保有する個人に関する情報が他方に容易に提供されないよう、さまざまな配慮がなされていることが多いが、個人情報保護法上は、いずれかから他方への第三者提供と見なされ、提供にあたっての同意(あるいはそれに準ずる突合同意)や、提供先での個人データへの突合の有無に関する確認記録義務が課される。

テキスト広告

ディスプレイ広告の一種で、テキスト(文字)形式の広告。画像付きのテキスト広告もある。

デジタルサイネージ(Digital Signage)

ディスプレイやプロジェクターを用いて表示する電子看板のこと。公共施設、駅構内、ショッピングセンター、交通機関などに設置される。現在では通信ネットワークとの併用により変動する映像配信システムが確立されている。

デジタルプレミアム(Digital Premium)

販売促進などを目的にユーザーに対して無償提供されるデジタルデータの総称。デジタルインセンティブとも呼ぶ。主なものに、壁紙、ゲームアプリ、待ち受け画像、デコメ、アバターアイテムなどがある。

デバイス(Device)

特定の機能を持った機器、装置、道具を指す。広告業界では、テレビやパソコン、およびフィーチャーフォン、スマートフォン、タブレット端末のそれぞれのカテゴリーを区別するために使用されることが多い。

デフォルト(Default)

初期画面状態。例えば、Webページにアクセスしたままで、クリックやオンマウスをしない状態などを指す。音声を伴う広告原稿の取り扱いにおいて、スピーカーマークのクリックなどの動作で音声が再生されるものをデフォルトオフと呼び、広告の配信とともに音声も再生されるものをデフォルトオンと呼ぶ。

デモグラフィック(Demographic)

性別、年齢、居住地域、所得、職業、家族構成など人口統計学的な属性の総称。これらの属性を元に市場を分類し、マーケティングのターゲットを明確にするための指標とする。

ドメイン名

インターネット上のコンピューターやネットワークを識別するため、重複しないようIPアドレスに対応付けて発行・管理される名前。WebサイトのURLやメールアドレスの一部に使われる。

<参照リンク>
IP(アイピー)アドレス
URL(ユーアールエル)

トラッキング(Tracking)

ユーザーの行動を追跡すること。例えば、広告をクリックしたユーザーが広告主サイトでどのように行動したかを追跡することにより、資料請求や購買などの目標とする成果に結びついたかを把握できる。

トラッキングツール(Tracking Tool)

インターネット広告の効果測定手法。ユーザーのサイトアクセスデータを収集・集計しユーザーの行動を分析するツール。

トラフィック(Traffic)

①インターネット上を行き交うユーザーやデータの量。広告のクリックなどを経由してWebサイトに集まるユーザーの量、サーバーや回線に流れるデータの量など。②広告素材の入稿から掲載までの進行管理業務のこと。

トリプルメディア

自社が所有するオウンドメディア(Owned Media)、自社の評判や信用を獲得するアーンド(ソーシャル)メディア(Earned Media)、広告出稿により利用できるペイドメディア(Paid Media)の総称。日本国内でのみ使われる和製英語。

<参照リンク>
アーンドメディア(Earned Media)
オウンドメディア(Owned Media)
ペイドメディア(Paid Media)

な行
ナショナルクライアント

全国的な知名度やブランドを持つ大企業の俗称。4マス(テレビ・新聞・ラジオ・雑誌)に大きな広告予算を持つ企業を指すことが多い。

認証技術

セキュリティを確保するために、ユーザーのアクセス権管理や本人確認を行う技術。ユーザー名とパスワードを入力させる方式が一般的。取り扱い情報に必要な安全レベルによって、認証内容を暗号化したり、第三者の「認証局」が発行する「デジタル証明書」を使ったりする。

ネイティブ広告

デザイン、内容、フォーマットが、媒体社が編集する記事・コンテンツの形式や提供するサービスの機能と同様でそれらと一体化しており、ユーザーの情報利用体験を妨げない広告を指す概念。コンテンツフィードの間に挿入されるインフィード広告、コンテンツレコメンデーションウィジェット内に表示されるレコメンドウィジェット広告、タイアップの一類型である編集記事と同じ体裁のスポンサードコンテンツが代表的。

<参照リンク>
インフィード広告
レコメンドウィジェット
タイアップ広告
スポンサードコンテンツ(Sponsored Content)

ネットワーク配信事業者

広告媒体を数多く集め、広告配信ネットワークを形成し、その配信ネットワークに広告を提供する事業者のこと。

は行
パーミッション(Permission)

ユーザーからの許諾のこと。ユーザーの許諾を得て行うマーケティングを、パーミッションマーケティングと呼ぶこともある。あらかじめ承認を得ておくことで、メッセージが受容されやすくなり、レスポンス率が高くなるという特長がある。

バーンアウト(Burn Out)

広告効果が急速に薄れること。フリークエンシーの上昇に起因するクリック率の低下などを指す。

配信比率

インターネット上での広告展開において、同一の広告枠に複数の素材を配信する際に設定する表示頻度。100%比率で設定する場合や、倍率で設定する場合などがある。また、同一の素材に対するデバイス別やOS別、アドネットワーク別の比率を表す場合にも用いられる。

媒体社

情報やサービスを提供するWebサイトやアプリケーションなどのメディアを所有・運営し、それらの中に設けた広告枠を第三者の広告主に販売して広告を掲載する事業者のこと。

バイラルマーケティング(Viral Marketing)

「Viral」とは「ウイルスの」という意味。ウイルスが伝染するように、話題を急速かつ広範囲に伝播させること。バイラルビデオのように、消費者が友人に教えたくなるような刺激を提供することが多い。

<参照リンク>
WOM(ワム)
バズマーケティング(Buzz Marketing)

バイラルメディア(Viral Media)

SNSでユーザーがつい共有したくなるような、インパクトや話題性を重視したコンテンツを発信するメディア。見出しや画像、動画でユーザーを引き付けて、コンテンツ自体は他サイトの引用というスタイルが主流。独自取材の記事を中心に配信するメディアもある。

バズマーケティング(Buzz Marketing)

商品やサービス、ブランドに関する口コミの量を最大化するマーケティング活動。バイラルマーケティングとほぼ同義で使われることもある。

<参照リンク>
WOM(ワム)
バイラルマーケティング(Viral Marketing)

発火

インターネット広告の運用にあたり、商品の購入数や問い合わせ数などを計測するコンバージョンタグや、広告配信に利用するリターゲティングタグなどが“動作”したことを意味する言い回し。「タグが発火する」といった形で用いる。

バックグラウンド広告

Webページの背景部分に、広告対象のロゴマークや商品パッケージなどのマーキングを施す手法。白地にテキストや画像をレイアウトした掲載面であれば特に展開しやすい。

バッファリング(Buffering)

動画ファイルのデータやFlashファイルデータがサーバーから転送され、再生が始まるまでの時間。バッファリング・タイムとも呼ぶ。データをやりとりする際の一時的なメモリ保管が原義。

バナー広告

画像ファイルを使った旗(Banner)型のディスプレイ広告。メニューごとに画像サイズ(左右×天地の各ピクセル数)に規定が設けられている。近年はレクタングルと呼ばれる広告枠が主流となっている。

<参照リンク>
ディスプレイ広告

パラメーター(Parameter)

変数や引数と訳される。インターネット広告の分野では、一般的にURLに付加する変数を指す。URLの末尾にクエスチョンマーク“?”を付け、変数とその値をつなげることで、サーバーに送信するデータをURLに含めることができる。

ビークル(Vehicle)

個別媒体としてのメディアを指す。テレビ、新聞、インターネットなどの広義のメディアをビークルと呼ばないことに注意。原義は、乗り物・媒介物。

ビーコン(Beacon)

位置や情報を取得する仕組み。「Webビーコン」は、Webページなどに埋め込む計測用の画像(1×1ピクセルの透過GIFなど)のこと。主にWebサイトのアクセス情報の収集に使用される。また、「iBeacon」は、電波ビーコンを送信する端末とBLE(Bluetooth Low Energy)を搭載したモバイル端末の対応アプリによって情報の送受信が可能になる。例えば店舗内でクーポン情報などを配信するといったO2Oサービスに利用される。

ピクセル(Pixel)

コンピューターで画像を扱うときの、色情報(色調や階調)を持つ最小単位。画素。ディスプレイ上での物理的な大きさは、ディスプレイの仕様に左右される。インターネット広告では、ディスプレイ広告やビデオ広告のサイズ・面積の単位として使用されている。Webビーコン(計測用に使用する1×1ピクセルの画像)をピクセル(またはトラッキングピクセル)と呼ぶこともある。

<参照リンク>
ビーコン(Beacon)

ビジット(Visit)

同一Webサイト内での連続したページ閲覧・セッションを対象にカウントするアクセス単位の一つ。例えば、Webサイト内で3ページ閲覧し、他サイトにジャンプし、再度もとのWebサイトに戻ってきた場合、連続した行動であっても、そのセッションはこのWeb サイトで2つに分かれたとされ、2ビジットとカウントされる。また、一連のアクセス行動の中で新たにブラウザーを開いた場合も、(セッションはブラウザー単位でカウントされるので)新たなビジットとしてカウントされる。

<参照リンク>
セッション(Session)

ビッグデータ(Big Data)

様々な種類や形式で生成される膨大なデータ群。各種の実測データ、行動記録データなどが主で、一般のデータベース処理システムでは扱えないほど大量のデータを指すことが多い。ビッグデータを定義する要素としては、「Volume(データの量)」に加えて「Velocity(データの発生頻度)」と「Variety(データの多様性)」という3つの“V”が挙げられる。近年は、膨大なデータを高速に解析する技術が登場し、産業への活用が見込まれている。

ビットマップ(Bitmap)

Windowsが標準でサポートする画像フォーマット。基本的には無圧縮。

ビットレート(Bit Rate)

1秒間に送受信できるデータ量(ビット数)。音楽や動画データを圧縮するとき1秒当たりどのくらいのデータ量にするかを表す。単位はbps(ビット・パー・セコンド)、kbps(キロビット・パー・セコンド)など。

ビデオ広告(動画広告)

動画ファイル形式で入稿する映像広告。インストリーム広告とアウトストリーム広告に大別される。

<参照リンク>
アウトストリーム広告
インストリーム広告
インバナー広告
インリード広告
コンパニオン広告
プレロール(プリロール)広告
ポストロール広告
ミッドロール広告

ピュアオプトイン(Pure Opt-in)

純粋にユーザーの意志のみで登録を促し集めたメール広告の配信リスト。企業などからのインセンティブを付与しないで集める。

ビューアビリティ(Viewability)

広告の視認可能性のこと。

<参照リンク>
ビューアブルインプレッション(Viewable Impression)

ビューアブルインプレッション(Viewable Impression)

広告の閲覧回数を計測する指標で、人が目視可能(ビューアブル)なインプレッションをいう。米国業界団体の基準では、ディスプレイ広告の場合は広告の面積(ピクセル)の50%以上が1秒以上、また、ビデオ広告(インストリーム広告)の場合は面積の50%以上が2秒以上(広告の冒頭からとは限らない)閲覧可能な状態で表示されたインプレッションとされている。

<参照リンク>
インプレッション(Impression)、インプレッション数
ビューアビリティ(Viewability)

ビュースルーコンバージョン(View Through Conversion)

Web上で得られる最終成果であるコンバージョンの一種で、直接効果のクリックスルーコンバージョンに対し、表示回数を測る間接効果を数値化した指標。ユーザーがインターネット広告を目にした際、その時点ではクリックせずコンバージョンに至らなかったものの、後に別の手段(自然検索など)で結果的にコンバージョンが発生するケースを指す。

<参照リンク>
クリックスルーコンバージョン(Click Through Conversion)

ファーストパーティ・クッキー(First-Party Cookie)

ユーザーが訪問するWebサイトやサービスの運営主体である事業者(媒体社、広告主のサイトなどの当事者)が設定しているクッキー。

<参照リンク>
クッキー(Cookie)

ファーストビュー

Webサイトを開いた際に、パソコンやスマートフォンなどの画面でユーザーが初めに見る領域のこと。一般的に、ユーザーに見せたい重要な情報をファーストビューに収めるように設計する。機器によって画面の大きさが異なるため、どの画面に合わせてデザインするかを考慮する必要がある。ATF(Above The Fold)ともいう。

<参照リンク>
ATF(エーティーエフ)

ファーストプライスオークション(First Price Auction)

最も高い値を付けた入札者が、その価格で落札するというルールのオークション。

<参照リンク>
セカンドプライスオークション(Second Price Auction)

フィー(Fee)

広告会社が提供するサービスの対価として、事前に定めた条件で広告主に請求する報酬。

<参照リンク>
コミッション(Commission)

フィーチャーフォン(Feature Phone)

スマートフォン登場以前に普及した従来型の携帯電話。「ガラケー(ガラパゴス携帯)」と呼ばれることもある。

<参照リンク>
スマートフォン(Smartphone)

フィンガープリント(Fingerprint)

フィンガープリントは指紋を意味する言葉だが、インターネット広告の分野ではユーザーの同一性を識別する目的で、サイトにアクセスした際に収集できる情報を組み合わせて作られる固有の情報のことであり、デバイスフィンガープリントとも呼ばれる。組み合わせる情報はIPアドレス、ブラウザー種別、OSなどから、コンピューターの構成の違いによって現れるわずかな挙動の違いまでさまざまであり、作成方法によっては高い識別性を得ることができるとされる。一方で、フィンガープリントはクッキーと違い、ユーザーはそれが使用されていることを知ることやオプトアウトすることができないため、プライバシー上の問題が生じやすい。

プッシュ型広告

生活者に対して、事業者側から発信する広告。メール広告やRSS広告がこれにあたる。

<参照リンク>
プル型広告

プライバシーポリシー(Privacy Policy)

個人関連情報の取得・管理・利用について、事業者が定めた規範のこと。

プライベートエクスチェンジ(Private Exchange)

媒体社と広告主を限定したクローズドな広告の取引市場(プライベートマーケットプレイス)。アドエクスチェンジの利便性を活かしながら、媒体社は安定した広告枠の単価を担保し、広告主はブランドイメージを毀損することなく、プレミアム広告枠を確保できるといったメリットがある。媒体社が広告枠(広告在庫)の①単価を固定して予約型で取引するもの、②単価を固定してリアルタイムで取引するもの、③単価を固定せずに特定の広告主のみがオークション型で取引するものがある。

<参照リンク>
アドエクスチェンジ(Ad Exchange)
プログラマティック(Programmatic)

プライムタイム(Prime Time)

1日のうちに特に視聴者が多い時間である19時?23時の時間帯のテレビ広告用語。視聴率を時間区分別に見るときに使われる。

<参照リンク>
ゴールデンタイム

プラットフォーマー(Platformer)

情報やサービスを提供するWebサイトやアプリケーションなどのメディアを所有・運営するが、記事やコンテンツを自ら制作しない事業者のこと。

ブランドセーフティ(Brand Safety)

インターネット広告の掲載先に紛れ込む違法・不当なサイト、ブランド価値を毀損する不適切なページやコンテンツに配信されるリスクから広告主のブランドを守り、安全性を確保する取り組み。

ブランドリフト(Brand Lift)

企業や商品・サービスのブランドの認知度や好感度、購買意向などの向上を表す効果指標。ブランドリフトを測定する調査をBLSと呼ぶこともある(Brand Lift Surveyの略)。

フリークエンシー(Frequency)

広告の接触回数。ユーザー1人当たりの平均接触回数を指す。

フリーミアム(Freemium)

無料サービスで大量のユーザーを獲得、付加価値サービスに対して課金し、収益をあげるビジネスモデル。機能、期間、特定顧客層など無料対象は複数あるが、いずれも無料ユーザーへの「1人当たりサービス提供コスト」を低く抑えられるインターネットならではの特長を利用したものが多い。無料(Free)とプレミアム(Premium)からなる造語。

<参照リンク>
SNS(エスエヌエス)
アドウェア(Adware)

プル型広告

ユーザーに能動的にサイトへアクセスさせて情報を取得させる広告。主なものとして、ディスプレイ広告などがある。

<参照リンク>
プッシュ型広告

フルスクリーン広告

一時的にブラウザーの全面、あるいは、ほぼ全面を使って広告を表示する手法。Webサイト内のあるページから別のページに移る際に数秒間、全面型広告を表示するものを「インタースティシャル広告」と呼ぶ。

フレームレート(Frame Rate)

動画において、単位時間当たりに処理させるフレーム数(静止画像数、コマ数)。通常、1秒あたりの数値で表し、fps(frames per second=フレーム毎秒)という単位で表す。

プレミアムメディア

付加価値の高い広告枠。一般的には、入札形式で取引されない、指名買いされる枠を指す。

プレロール(プリロール)広告

動画本編の再生前に流すビデオ広告。

フロアプライス(Floor Price)

媒体社が広告在庫の収益性を高めるために設定する最低価格のこと。広告のオークションでは、フロアプライスを上回る入札でないと落札できない。

フローティング広告

Webページ上で一時的に広告画像を動かす手法。名称はページの上に浮かんで(floating)動くように見える様から。オンマウスやクリックに反応(インタラクション)して、大きな広告が表示されるものが主流。フローティング広告内に、動画や音声を組み込むことができる。バナー広告などが定型スペースであるのに対し、フローティング広告は自在に動いて訴求するため、強い広告インパクトを実現しやすいという特長がある。

ブロードバンド(Broadband)

高速大容量インターネット接続環境の総称。データを流す道幅が広く、単位時間当たりに流せるデータ量が多い様を表現している。一方、128KB/秒以下の低速環境を「ナローバンド」と呼ぶ。

ブロガー(Blogger)

ブログの執筆者。個人でありながら特定の領域で多数の読者から人気と信頼を集め、世論や流行への影響力を持つ者を、カリスマブロガー、アルファブロガーと呼ぶ。

<参照リンク>
ブログ(Blog)

プロキシ(Proxy)

インターネットと企業やプロバイダーなどの内部ネットワークの間に設置し、内部のコンピューターの代理となってインターネット上のサーバーにアクセスを行うコンピューターやソフトウェア。代理サーバーとも呼ばれる。内部からの特定接続のみを許可したり、外部からの不正なアクセスを遮断したりする役割を担う。

ブログ(Blog)

HTML やネットワークなどの専門知識なしに管理・運用できる個人の日記やニュース、意見などを掲載するサイトの総称。デザイン、テンプレートが事前に用意されている、投稿記事に閲覧者がコメントを付けられるなどの特長がある。WebとLog(記録)をかけあわせた造語。

<参照リンク>
ブロガー(Blogger)

プログラマティック(Programmatic)

データに基づき、プラットフォームを介して自動で行われる広告取引のこと。プログラマティックバイイング(買い付け)およびプログラマティックセリング(販売)。プログラマティック取引には大きく分類して①固定単価で予約型の相対取引、②固定単価でリアルタイムの相対取引、③招待制(特定の広告主のみ)のオークション取引、④オープン制のオークション取引がある。

プログラマティックダイレクト(Programmatic Direct)

プログラマティックな予約型純広告取引のこと。オークション(RTB)を介さず、固定単価での広告主と媒体社との相対取引であるため、在庫や単価が保証される。

<参照リンク>
プログラマティック(Programmatic)

プログレッシブダウンロード(Progressive Download)

動画や音声などのデータをダウンロードしながら、受信完了を待たずに同時に再生する技術。疑似ストリーミングとも呼ばれ、データを受信しながら同時に再生するストリーミングに似ているが、技術的には異なる。

プロダクトプレースメント(Product Placement)

コンテンツの中に広告商品を取り込み、より自然に生活者に訴求する手法。例えば、映画やテレビドラマの中で主人公が商品・サービスを使ったり、特定の場所をよく訪れたりすることによって、生活者への印象づけを図る。

分散型メディア

自社サイトではなく、ソーシャルメディア(SNS)などのプラットフォームに、直接コンテンツを配信するメディアの形態。SNSやキュレーションメディアが普及することで、ユーザーはそこに配信されるコンテンツを配信元に遷移せずに消費するようになっている。

平均視聴ページ数

インターネットオーディエンス測定データにおいて、分析対象サイト内のページが、分析対象サイト接触者1人当たり平均何ページ視聴されたかを示す数。

<参照リンク>
インターネットオーディエンス測定

平均滞在時間

インターネットオーディエンス測定データにおける分析対象サイト接触者1人当たりの当該サイト接触時間。「分析対象サイト延べ滞在時間(パネル内の分析対象サイト全接触者分の滞在時間の合計値)÷分析対象サイト接触者数」で算出する。

<参照リンク>
インターネットオーディエンス測定

ペイドメディア(Paid Media)

企業が費用を支払って広告掲載する従来型のメディア。アーンドメディア、オウンドメディアとともに、トリプルメディアを構成するメディアの一つ。

ページビュー(Page View)、ページビュー数

Webページが一定期間内に閲覧された回数。サイト訪問者のブラウザーに1ページ表示されると、1ページビュー(PV)とカウントする。ただし、キャッシュから読み出される場合もあり、サーバー側ではその表示回数を把握できないため、サーバーの実測値に加えて様々な調査手法を使い分け、あるいは組み合わせて把握を行う。

ヘッダービディング(Header Bidding)、ヘッダー入札

媒体社が複数のSSPやアドエクスチェンジに広告在庫を同時に提供する仕組み。媒体社サイト(ページ)のヘッダーにスクリプトを埋め込むことで、入札を一元的に行う。これにより順番に入札させる方式(ウォーターフォール型という)よりも効率よく在庫を販売できる。一方、複雑な設定が必要であるためにWebページの読み込み速度低下を招く要因になりえる。

ペルソナ(Persona)

調査データや実際の顧客データなどを用い、年齢、職業、趣味、行動、考え方などを組み合わせることによって想定した架空の顧客像。

編集記事

広告主や広告代理店等から金銭等の授受が直接的にも、間接的にもなく、媒体社が自らの意思で企画、編集、制作された記事のことを指す。直接的かつ間接的に金銭の授受があった場合の編集記事ではない例は下記の通り。
・直接的な金銭の授受があった場合:媒体社の広告メニューにはないが、金銭の授受が行われたことで執筆された記事
・間接的な金銭の授受があった場合:媒体社の広告に出稿した見返りとして執筆された記事(消費者からは一見、対価を伴わない純粋な編集記事にみえるが、実は広告に出稿した見返りとして執筆されている記事)

ポータルサイト(Portal Site)

ユーザーが最初にアクセスする玄関口(Portal)となるサイト。主に、以下の3つが該当する。①「検索機能やインターネットへのガイド、ナビゲーション機能を備えた総合情報サイト」、②旅行ポータル、医療ポータルなど「特定のカテゴリー情報を網羅するサイト」、③「ユーザーが自分でブラウザーに設定するスタートページ」。

ホームパネル(Home Panel)

自宅内でのサイト視聴行動データを収集する目的で構築されたインターネットオーディエンス測定の対象者パネル(協力に了解が得られた調査対象集団)。事前に自宅内インターネットユーザーの全体像を把握する調査を実施し、それに基づいて自宅内インターネットユーザーの縮図となるパネルを構築する。

<参照リンク>
ワークパネル(Work Panel)

ポストインプレッション(Post Impression)

広告を見たときにはクリックせず、後に他のサイトの広告や検索などを通じて広告主サイトへ訪問する行動を指す。インプレッション効果と同義で使用される場合もある。

ポストロール広告

動画本編の再生後に流すビデオ広告。

ポッドキャスティング(Pod Casting)

インターネットを使ったダウンロード型の疑似ラジオサービス。一般ユーザーが比較的容易にオリジナル番組を配信できる。Apple「iPod」+「Broadcasting(放送)」から成る造語。

ポップアップ広告

ユーザーがWebページにアクセスした際、画面を覆い隠さない程度の大きさで別ウィンドウを開き、そこを広告スペースとする手法。

ホバー(Hover)

マウスカーソルを対象物(広告など)の上に重ねること。

ま行
マーケティングオートメーション(Marketing Automation)

興味や関心、行動が異なる顧客や見込み客に対して、個別に最適なマーケティング施策を実行するためのツールや仕組み。Webや実店舗での行動履歴など顧客データを分析し、あらかじめ設計したシナリオに基づいてメール配信やキャンペーンなど様々なチャネルを利用したマーケティング施策を実行。さらに結果を測定し、最適化するといった一連の流れをツールで自動化する。MAと略すことがある。

マストバイキャンペーン

クローズド懸賞と同義。ユーザーは、商品を購入し、商品に添付されるシリアルナンバーを使ったインスタントウィンなどを通じて応募できる。

<参照リンク>
インスタントウィン

マッシュアップ(Mashup)

2つ以上のサービスやコンテンツを組み合わせ、1つの新しいサービス・コンテンツを生み出すこと。

マルウェア(Malware)

悪意のあるソフトウェア(不正プログラム)の総称。コンピューターのプログラムに感染する「ウイルス」、プログラムそのものが悪影響を及ぼす「トロイの木馬」、ネットワークを利用して複製を広げる「ワーム」など様々なものがある。マルウェアは、メールに添付された不正プログラムを実行したり、悪意のある不正サイトや改ざんされたサイトにアクセスしたりした場合など、主にメールやネットワークを介して侵入する。コンピューターソフトウェアの脆弱性が利用され、不正プログラムを組み込んだサイトやバナー広告(マルバタイジング)を閲覧しただけで感染する場合がある。

<参照リンク>
ウイルス(Virus)
マルバタイジング(Malvertising)

マルチスクリーン(Multi-Screen)

同一ユーザーが、スマートフォン、タブレット、パソコンやテレビなどの様々なタイプのディスプレイに、アクセス・利用する状態。

マルチビットレート・エンコード(Multi Bit Rate Encode)

ストリーミングファイルを作成する際、ナローバンドからブロードバンドまで、様々な接続環境でも1つのファイルで再生できるようエンコードすること。一方、指定された速度でのみ再生できるようエンコードすることをシングルビットレート・エンコードと呼ぶ。

<参照リンク>
シングルビットレート・エンコード(Single Bit Rate Encode)

マルバタイジング(Malvertising)

マルウェア(Malware) とアドバタイジング(Advertising)を組み合わせた造語で、マルウェアの拡散や不正なサイトへのリダイレクトを目的とした悪質なオンライン広告のこと。アドネットワークを利用することで不特定多数のWebサイトに掲載できるため、攻撃者は効率的にマルウェアなどを拡散できる。バナー広告をクリックしなくても、広告を表示しただけで感染するケースもある。感染を防ぐには、OSやセキュリティソフトのパッチを常に最新にしておくことが求められる。

<参照リンク>
マルウェア(Malware)

ミッドロール広告

動画本編を中断して流すビデオ広告。

見逃し視聴

一般的には、見逃したテレビ番組を、放送終了後にパソコンやスマートフォンなどの機器にインターネット回線を通じて提供するサービスのことを指す。

ミラーサイト(Mirror Site)

元となるWebサイトの全部、または一部分と同一の内容を持つWebサイトのこと。広告キャンペーンで活用される場合では、あるサイトのトップページと同じデザインの“ミラーサイト”を使ったコラボレーション広告企画のことを指す。

メール広告

広告原稿を電子メールで配信する手法で、テキスト(文字)形式とHTML形式がある。メールマガジンやニュースメールの記事中に広告文スペースを設けるメールマガジン型と、ダイレクトメールとして全文広告を配信するダイレクトメール型がある。

メールマーケティング(Mail Marketing)

商品・サービスの有用情報をメール配信して購買につなげるマーケティング手法。顧客からのフィードバックが容易、セグメントやタイミングの制御がしやすい、などの特長がある。

メタデータ(Metadata)

データについてのデータ。タイトルや作成者、キーワード、記録形式など、データそのものではなく、それに関する情報のこと。個々の情報にメタデータを付けておくことで、膨大なデータからも効率的に必要な情報を検索できる。例えば HTML の title や description などもメタデータの一つ。

メディアデータ(Media Data)

媒体の閲覧や利用の状況を示すデータ。媒体の特徴や価値を評価する材料になる。

メディアバイイング(Media Buying)

媒体の広告枠を買い付けすること。業務には、媒体の選定、広告枠の仕入れ管理、媒体社との広告枠(広告メニュー)の共同開発、価格交渉などが含まれる。

メディアミックス(Media Mix)

インターネット広告や4マス広告など、異種のメディアを組み合わせて出稿プランを作ること。またはその出稿プラン。マス媒体では得にくいリーチを実現することができる。

<参照リンク>
クロスメディア(Crossmedia)

メディアレップ

Media Representativesの略。広告会社に対して、媒体社の広告スペース販売を代行する企業の総称。海外などでは特定媒体の販売代行事業であることが多い。日本のインターネット広告では、インターネット草創期の広告マーケットへの啓蒙および販路開拓のために設立された。その後、媒体社の多くが広告会社側からのワンストップバイイング機能を求められたことから、取扱媒体数が飛躍的に拡大し日本独自の事業内容となった。

モバイルマーケティング(Mobile Marketing)

モバイル端末(携帯電話、スマートフォン、タブレット、携帯ゲーム機など)を使って生活者に商品やサービスの認知・理解を促進する活動。

や行
ユーザーインターフェース(User Interface)

ユーザーが製品やサービス、Webサイトなどを利用する際の情報の表示形式や操作性のこと。また、それらを実現する仕組みを指す。UIと略すことがある。

ユーザーエクスペリエンス(User Experience)

ユーザーが製品やサービス、Webサイトなどを利用して得られる体験のこと。また、その心地よさや充足感などの概念を指す。UXと略すことがある。

ユーザビリティー(Usability)

ユーザーが製品やソフトウェア、Webサイトを使う際の“使いやすさ”のこと。操作の簡便さ、効率のよさ、戸惑いやストレスを感じさせない分かりやすさなどを表す。

ユニークオーディエンス(Unique Audience)

「ユニークユーザー」と同義で、一定期間内に特定のWebサイトを訪れた人の数を指す。なお、「ユーザー」がサイトなどサービス利用者の意味を持つのに対して、「オーディエンス」はサイト訪問者全体を意味する語として使われることが多い。

<参照リンク>
ユニークユーザー(Unique User)

ユニークブラウザー(Unique Browser)

サーバー単位で訪問した人のブラウザーにクッキーを振ってユーザーを特定し、訪問者数をカウントする手法。ただしクッキーを拒否したり削除したりするユーザーや、ロボットによる自動アクセスなどもあり、正確なカウントは困難である。また、あくまでブラウザー単位のカウントであるため複数のコンピューター、ブラウザーからアクセスする人の重複を省くことはできない。

<参照リンク>
クッキー(Cookie)
ユニークユーザー(Unique User)

ユニークユーザー(Unique User)

一定期間内に特定Webサイトを訪れた人の数。延べ訪問数(ビジット)ではなく、複数回訪問した人も1人と数える。PVやビジットなどの単純なアクセス数カウントに比べ、そのサイトに興味を示す人がどれくらいいるのかをより正確に知ることができる。媒体資料などでユニークユーザー数やユニークブラウザー数を表記する場合は、算出方法を明記することが望ましい。なお、測定同時期のインターネット利用者人口に占めるユニークユーザーの割合や実数が「リーチ」となる。

<参照リンク>
ユニークブラウザー(Unique Browser)
リーチ(Reach)

ユニバーサルデザイン(Universal Design)

生活習慣や文化、年齢、障害の有無、能力の違いなどにかかわらず、できる限り多くの人が利用することができるデザインのこと。ここでいうデザインとは設計思想のことであり、モノ、サービス、情報といった様々な分野で用いられる。なお、Webにおいては、W3C(World Wide Web Consortium) がWeb サイトやアプリケーションなどのアクセシビリティーに関する国際規格を定めており、W3Cのガイドラインに沿って日本工業規格(JIS規格)が制定されている。

予約型広告

掲載金額、期間、出稿内容(掲載面、配信量、掲載内容等)が、あらかじめ定められている広告。リザベーション広告ともいう。

<参照リンク>
運用型広告

ら行
ライブコマース(Live Commerce)

デジタルプラットフォーム上でのライブ動画配信サービスとEコマースを組み合わせた販売手法のこと。具体的には、SNSやライブ動画配信サービスを使ってライブ配信を行い、商品を紹介して視聴者をECサイトへ誘導し販売する方法が挙げられる。

<参照リンク>
EC(イーシー)サイト

ラウドネス値(Loudness)

人間の聴感特性を加味して計測する音量の値。音声付きの広告は、広告ごとの音量のばらつきを排除するため、ラウドネス値の規準が設定されていることが多い。

ランオブネットワーク(Run Of Network)

ネットワークの中で特定のカテゴリーなどの条件を設けずに広告を表示させる広告メニュータイプを指す。

ランディングページ(Landing Page)

広義にはインターネット広告や検索エンジンの検索結果ページからのリンク先となるページを指す。狭義には、それに加え、資料請求や商品購入などの何らかのアクションやコンバージョンを行わせるページのことをいう。特にネット広告業界やデジタルマーケティング業界では後者のニュアンスで使われることが多い。

リーセンシー(Recency)

広告との接触の間隔。特定のユーザーが広告に接触してからの期間(時間)をいう。また、購買行動の直前に接触した広告が与える影響を「リーセンシー効果」という。

リーチ(Reach)

媒体ないし広告の到達力を示す指標。一定期間に特定サイトに接触した人の実数、またはそのネットユーザー全体に対する割合(%)をいう。キャンペーンごとに広告に接触したユニークユーザー数を算出し、「広告のリーチ」とする場合もある。インターネット広告の場合、アドサーバーが広告にリクエストをかけたブラウザー数をカウントすることで、広告接触のユニークユーザー数を把握できる。

<参照リンク>
ユニークユーザー(Unique User)

リード(Lead)

将来の顧客になる可能性がある見込み客、またはその見込み客の情報。セールスリード(Sales Lead)。

リードジェネレーション(Lead Generation)

自社の商品やサービスに興味がある見込み客(=リード)を獲得し、リストを生成(=ジェネレーション)するためのマーケティングのこと。Webサイトでの資料請求や問い合わせ、イベントの登録、アンケートへの回答などから見込み客の情報を獲得する。

リードナーチャリング(Lead Nurturing)

リードジェネレーションで獲得した見込み客(=リード)を、実際に商品やサービスを購入する顧客に育成(=ナーチャリング)するプロセスのこと。見込み客に対してメールやWeb コンテンツ、イベントなど様々な方法を用いて適切なタイミングで継続的に情報を提供し、商品やサービスの理解を深めてもらうとともに購入意欲も高めていく。

リスティング広告

リターゲティング(Retargeting)

行動ターゲティングの一種で、あるWebサイトを訪れたことがあるユーザーに対して、その訪問履歴をもとに再度の訪問を促進するために、広告を表示するターゲティング手法。

<参照リンク>
行動ターゲティング
ターゲティング広告

リダイレクトページ(Redirect Page)

リクエストされたURLから、自動的に他のページにジャンプさせるページ。

離脱率

計測対象となっているページのすべてのページビュー数に占める、そのページを最後にユーザーがサイトを離脱したセッション数の割合。

リッチメディア(Rich Media)

データ量の少ない文字や静止画だけでなく、音声や動画など表現力を高めたメディアの総称。メディアそのものではなく、表現力の向上したコンテンツや広告様式を表す場合もある。

リッチメディア広告

ディスプレイ広告の一種で、ユーザーのアクションによって広告枠のサイズが拡張したり、動画やゲームなどが動作したりするなど、インタラクションや動きのある表現手法を用いた広告。

<参照リンク>
ディスプレイ広告

リテールメディア(Retail Media)

小売(リテール)事業者が運営する広告メディアや、小売事業者が所有するデータを活用した広告配信を指す。ECプラットフォームやインターネット上のメディアだけでなく、店舗のデジタルサイネージなども含まれる。小売事業者は消費者の購買データに直接接触しているので、そのデータを活用した広告のターゲティングや効果測定を行いやすく、注目されている。

リファラー(Referrer)

アクセスログに記載されている情報のひとつで、当該ファイルを取得する直前に閲覧していたリンク元ページのURLのこと。

リワード(Reward)

広告に対してのアクションによってユーザーへ報酬を還元する手法。

ループ(Loop)

一連の動きを繰り返して広告素材をアニメーションさせること。広告が表示されている間、アニメーションさせ続けることを「無限ループ」と呼ぶ。掲載媒体、広告メニューによっては、ループ回数に制限を設ける場合がある。

レギュレーション(Regulation)

媒体ごとに定められた仕様、入稿規定。

レクタングル広告

比較的大型の正方形に近い形状のディスプレイ広告。縦横のサイズが300×250 ピクセル、または350×240ピクセルのバナーを指すことが多い。レクタングル(Rectangle)は矩形の意。

レコメンドウィジェット

ネイティブ広告の一種で、媒体社もしくはプラットフォーマーが提供する記事・コンテンツページ内に「レコメンド枠」(例:“関連コンテンツ”や“recommended by”等)として表示される誘導枠を指す。レコメンド枠内では、広告と編集記事がレコメンドコンテンツとして同等に扱われる場合もある。

レスポンス(Response)

反応のこと。マウスオーバーやクリックといった広告への反応を指すこともあれば、クリックした先のコンバージョンを指すこともある。

レレバンシー(Relevancy)

関連性。広告の訴求内容が特定ターゲットの興味・関心に関連する度合いが高まれば高まるほど、コンバージョンに結びつきやすくなる一方、幅広い消費者には受け入れられにくくなる可能性がある。

ローテーション(Rotation)

同一期間、同一掲載スペースに(アクセスごとに)別々のクリエイティブを掲載する手法。同一スペースに複数枠を設けたりする場合や、同一広告主での複数原稿を表示させる場合などに行われる。掲載期間保証の場合でも、複数枠の掲載位置が平等になるようローテーションさせる場合もある。

ロケーションベースサービス(Location Based Service)

位置情報サービス。ジオメディアとほぼ同義。現在位置検索、地図配信なども含まれる。

<参照リンク>
ジオメディア(Geomedia)

ロボット(Robot)

<参照リンク>
クローラー(Crawler)

ロングテール(The Long Tail)

多品種少量販売のニッチ商品群。ネット販売では、Webサイト(無限ともいえる売り場スペース)を使って売れ筋商品に依存することなく、ロングテール商品からも大きな売上を得られる可能性がある。縦軸に販売数量、横軸に販売数量が多い順に商品を並べたグラフを描いたとき、販売数量の少ない商品群が尻尾(テール)状に長く伸びることから付いた名称。

わ行
ワークパネル(Work Panel)

自宅外(職場)でのサイト視聴行動データを収集する目的で構築されたインターネットオーディエンス測定の対象者パネル。

<参照リンク>
ホームパネル(Home Panel)