2020.12.01
JAA 日本アドバタイザーズ協会
JAAA 日本広告業協会
JIAA 日本インタラクティブ広告協会
ここ日本でも、急拡大したデジタル広告において、アドフラウドやブランドセーフティなど、品質に関する様々な課題が提起され、その認識が進むにつれて取り組みへの期待もまた高まりつつあります。
私どもJAA、JAAA、JIAAの広告関係3団体では、これらの課題を解決すべく、定期的に会合を開いてその対策を検討してきました。会員各社との議論や検討、関係団体との連携、行政機関とのやり取り、海外事例の問い合わせや研究など、デジタル広告の品質の確保に向けた活動を推進し、この度、品質認証のための第三者機関の設立を決意いたしました。
来春に設立する「JICDAQ(Japan Joint Industry Committee for Digital Advertising Quality & Qualify、正式名称:一般社団法人 デジタル広告品質認証機構)」は、3団体が中心となり、デジタル広告市場における品質課題を解決することで、デジタル広告が健全に発展し、企業にとっても社会にとっても有益なものになることを目指して立ち上げる認証機構です。
JICDAQは、「アドフラウドを含む無効配信の除外」と「広告掲載先品質に伴うブランドセーフティの確保」に関わる業務プロセスの監査基準を制定し、それに沿った業務を適切に行っている事業者を認証し社名を公開します。また理念に賛同するアドバタイザーの社名も公開し、共に広告品質の向上を目指してまいります。
JICDAQによる品質認証は、デジタル広告事業者が外部視点による監査で日々の業務での襟を正すことを第一義としますが、同時に、デジタル広告市場に参加するすべての事業者に、業務品質の維持と向上を自ら律することを期待していきます。
私たち3団体はこれからも、関係各位の協力を仰ぎながら、活動を推進してまいります。
ご理解ご支援の程、よろしくお願い申し上げます。