2018.06.08
各位
一般社団法人日本インタラクティブ広告協会(JIAA)
理事長 髙田佳夫
当協会は、昨今、社会問題となっている海賊版サイトが、インターネット広告による広告費収入を資金源に運営されていることに対し、早急に対策を強化する必要があると考え、広告関係団体及び権利者団体と連携し、一層の取り組み強化を推進しているところです。
かねてより当協会では、インターネット上の違法・不当サイトを広告掲載先から排除する取り組みを、官民連携により継続して行ってまいりました。加えて昨年は、ブランドセーフティを含む当該課題を取り扱う専門部会を新設し、12月に公表したステートメントにおいて、会員社であるインターネット広告事業者が取るべき対応策を掲げております。
現在、当協会では、海賊版サイトへの広告掲載に関して、会員社の関与の有無や、問題認識、対策の実態等の調査を行っております。今後、調査によって確認された実態に基づき、改善の必要性や課題、有効な対応策等を検討してまいります。会員社において当協会が定める行動憲章及び広告倫理綱領に反する事実が確認された場合には、内部規程に基づいて公正に対処いたします。
また、実効的な施策を継続的に講じていくため、専門部会を恒常的な委員会に改組し、違法・不当サイトの問題への対応に取り組むことにいたしました。
当協会は引き続き、インターネット広告が正当なデジタルコンテンツを支える経済的基盤であるという社会的責任と役割を認識し、不正行為の排除に努め、法令遵守のみならず倫理や公正なビジネス慣行の実践により、健全性の維持に取り組んでまいります。
以上